岐阜の喜久一丸稲荷神社の現存28cm砲弾のレポート
report 2

ver.2003.0822



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写真7 写真8 写真9 写真10 写真11 写真12
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実測値表
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 1:820mm
 2:30mm
 3:30mm
 4:14mm
 5:364mm

 弾底部の外周長は874mm(”2”部分で測定)

 1:275mm
 2:39mm

 1:430?mm

 弾底部のリング(腐食変形しているのでおおまかな値です)
 1:内径:42mm
 2:内径:18mm

奉納譜
 奉納
 明治三十七八
 年日露戦役於
 旅順港内敵艦
 バーヤ ン命中
 我軍二〇〇山
 高地射砲二十
 八珊砲丸
 呉軍港廻航記念
 元海軍一等信號兵曹
 勳七等矢木野新七

砲弾弾底部の二つの「リング」の謎について────「戦場写真で見る日本軍実戦兵器」(あの悪名名高き「G」出版の本です。)で謎が解けました。日露戦争の旅順攻略戦で活躍中の28センチ榴弾砲の写真が載っていました。そこには、砲弾も写っていました。まさしく神社で撮影した砲弾と同じ物が写っており、「謎のリング」も弾底部に付属しています。と、いうことは神社の砲弾は間違いなく、旅順攻略戦で使用された砲弾だと思われます。写真からは、リングはクレーンで装填する時に使用されているように見えます。ミリオタ的、重箱の隅的な細かい問題でしたが、ご参考までにご報告いたします。

情報提供:読書公社 様

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