TOP PAGE


« 2005年08月 | メイン | 2005年10月 »

組織の長が昔の組織員を讃える=日本の古俗

 日本の内閣総理大臣は自衛隊の最高司令官です。
 軍人に戦死の危険を冒すように命ずる立場の公人は、戦死した昔の軍人に敬意を払わないでは許されません。というのは、軍隊は、文字通り、過去の戦死者とともに戦闘をするからです。敵国は、日本の過去の戦いぶりから現在の強さを判断するからです。すなわち国防は、過去の戦死者とともになされるもの。過去の戦死者たちが、現在の兵隊と指揮官を護り立ててくれているのです。

 民本主義の国民国家では、成人のすべての国民に「国防の義務」があります。したがって日本の内閣総理大臣にも靖国神社に公式参拝する道義的責任が当然にあるでしょう。この道義的責任を当然と感じない内閣総理大臣は、すでに国防軍の最高司令官であることを放棄しているも同然であり、国防の義務を果たしていないどころか、自国軍人の士気を低下させ、日本の国防をまさに危うくしている「スパイ」なのです。
 すなわち「靖国神社に公式参拝しない」と言明する首相がもしいたら、その首相こそ、憲法違反の存在です。西村代議士の口ぶりを借りれば、「狙撃」されても文句は言えないでしょう。

 「国防の義務」はマック憲法に書かれていません。むしろその逆のことが書いてある。このことから、マック憲法そのものが「違憲」なのだということが直感的に把握できない人は、たぶん近代国家の法律家としてのセンスが乏しいのでしょう。それでも試験巧者であれば、法曹人にはなれる仕組みとなっている。日本の法運用は「大陸法」の悪い見本ですね。

 憲法とは紙ペラに書かれた文章ではありません。
 たとえばマック憲法には「日本国民の公式用語は日本語とする」という規定はないでしょう。しかし日本のすべての法律は日本語で書かれていると皆が思っています。これは日本語だと。それを日本人は歴史的に当然だと認めている。
 「日本人の国民名は『日本人』とする」などと紙ペラ憲法で規定する必要もなさそうですね。日本人なら誰も疑義をさしはさみません。それだけ日本は歴史が重い。他所の軽い、蕪雑な国々とは違うわけです。
 歴史に根ざし、紙に書かれるまでもない「不文の憲法」の方が、じつははるかに重いのだという常識が、このような日本語/日本人規定からも再認識できるでしょう。

 大阪その他の高等裁判所に巣食うドアカの判事が、「原告のムチャクチャな訴えはやむをえずして退けるが、自分たち反日マルキストが大いに主張したい工作の宣言はキッチリさせてもらうわい」というテクニックを行使し始めてから、もう何年になるでしょうか?
 これらスパイ判事どもを随時に国民投票によって高裁判事の座から逐えないというのも、じつはレッキとした憲法違反状態です。そういう訴訟をどんどん起こさねばなりません。さもないとアカの反日工作員は休止するところを知りません。
 「確かな右翼」の法律事務所も、日本には必要ですね。

お知恵拝借:「良文献」リサーチ中!

 これは前に雑誌でも少し語りました。
 米国内の識字階級向けに、シナの反日謀略宣伝を打ち負かすカウンター・プロパガンダを、堂々と英文HPで展開しなければならぬ、と。
 じつは今、そのプロジェクトが、某翻訳会社の肝煎りにて、立ち上がるきざしがあります。詳細はおって明らかになるだろうと思いますが、現在は予備調査を少々やっておかなければいけない段階です。
 それで皆様のお知恵をお借りし度いと存ずる次第です。
 目下の探し物は、「支那事変の真実を米人に手短に得心させるのに適当な、日本語で書かれた良い文献」です。そのような文献は、どこかにないでしょうか? 単行本、論文、新旧等は問いません。
 情報をお持ちの方は、掲示板に書き込んでください。そのさい、できれば、「解題」付きで推薦していただけると、係りの者がその価値を判断するのに助けになりましょう。
 なお、東中野先生や別宮先生のお仕事はすでにリストにありますので、それ以外で、ご推薦ください。
 書き込まれた文献情報は、逐次、係りの者がリストに加え、これからの「事業」の参考にします。

気どられるなっ

 ベビーカーに子供を乗せて外出すると「外気浴」とか言って、良い気晴らしもになると思うんですが、女というやつは、そこで念入りに「準備」をしてしまうんですよね。
 男だか女だか分からぬ日常のベビー服を他所行き用に着替えさせたり、自分が着替えたり。おまえ、それヤメレと。
 そうやって親が「いそいそ」としだすと、生後1ヵ月の乳幼児といえども、雰囲気の変化を敏感に察して、不安になったりするわけですよ。不安になると、乳幼児は泣く以外に意思表示はできないわけですよ。
 何の準備もせんで、パーっともう出て行ったらいいのですよ。プロはそれができてプロなのですよ。そうしたら子供もアーウーとうるさく泣きはしないのです。何も分からないうちに事が終わる。

 わたくしは中学〜高校と実家の屋内で小型犬(雑種・牝)を飼っていたから、よく知っているんです。犬といえども、「この飼い主は今から自分を散歩に連れ出そうとしているな」と、人間様の心を読み、目を合わさないのにテレパシーで覚るわけです。するともう、寝ていたやつが起きだしてきて、もう玄関の内側のタタキでくるくる回って、ワンワンギャンギャン、わんわんぎゃんぎゃん、わんぎゃん戦争〜! ……みたいなことになってしまうわけです。たいへん手間取るわけです。
 犬が「えっ、まさか今……」とあっけにとられているタイミングで、紐をスパッと装着して、バーッと寝巻きにどてらのまんまで「余に続け!」とドアを開け放ち戸外に飛び出していくのでなければ、これは成功しません。これが出来てプロの飼い主と申せましょう。

 そこでサマワの陸自ですよ。
 彼らにプロらしい撤収はできるか? これには障碍があります。資材など一切は、現地に潔く捨てて、サクッと立ち去らねばなりません。名残を惜しんではいけない。何の事前の準備もやってはいけない。それをやると、犬より敏感なテロリストどもに気取られて、待ち伏せされてあぼーんです。撤収こそ、電撃的、奇襲的、不意急襲的でなければならない。
 「秋の大運動会+カラオケ大会をやりま〜す」みたいな前宣伝をして、その準備をしているフリをして、直前に消える。地元民が弁当もって運動会場に歌詞カードを握り締めつつひしめいて、ステージに目を凝らしているその最中に、ヘリとC-130で離脱。「ハハハハさらばだ諸君」と上空から声……。こうでなくちゃいけません。
 ところが防衛庁も役所だから、資材を捨てるのは会計処理上問題があるとか、そういうことを言い出しかねない。そうなったら、もう撤収はできない。永久に釘付けですよ。

 竹下勇という海軍大将が、ポーツマス会談のときの小村寿太郎を讃えています。とにかく用意周到、いつでも訓電一本で即、会議を切り上げて帰国する準備を整えていたと。洗濯物などはホテルにそのままにして、手荷物はボーイに後送させることにして、パーッと全員で帰国してみせる肚だったと。
 だから女はこういう折衝の全権にはなれない。洗濯物を放置したままチェックアウトできなければダメなのです。
 こんどの六カ国協議でアメリカ代表はそれをやるつもりだったのかもしれませんが、事前にそれを漏らして交渉材料にしようとしたのが愚かです。シナに見事に返し技され、一本負けのようです。小村は偉かったですね。比べて今の外務省は……。

 さて、買ったきりで長い間、積んであるだけの1冊に、中田一郎訳『ハンムラビ「法典」』というのがあるんです。
 この最初の数ページ目(までしか読んでない)で分かったのは、古代バビロニアでは、捕虜を獲得するための「会戦軍」と、捕虜を後送するための「占領管理軍」が別建てになっていたらしい。
 イラクに必要なのは「占領管理軍」でしょう。自衛隊は「会戦軍」です。

この日本にゃ昼間から麻薬吸ってフラフラしている若者は一人もいねえんだ!サイン汁!

 このマスコミ種日照りのタイミング、それも翌朝のワイドショーには間に合うタイミングでハイな元民主議員の逮捕ですか……。
 片岡先生が「どうも小泉氏の政策アドバイザーが謎だ」と前に書いてましたが、超有力な演出家さんが警察方面から来てらっしゃることはもう間違いなさそうですね。ウマすぎる。タイミングが。
 選挙前にパクらせなかったってことは、自民党の敵対派閥にもいるんでしょう。ひょっとして、これで脅そうっていうんでしょう。
 さすがですよ。ショーの続編を期待します。
 ところで昨日は「友引」でしたか? 最近のカレンダーにゃ載ってないもんで……。

まさかF-15はB-2とニアミスしたんじゃ……?

We Won't Wait! ──俺たちゃ、もう待たねえ!
 ……と民主党所属の国会議員連は叫んでいるようであります。

 ドライブ感ある小泉政権のテレビ演出に対抗するには、のんびりしたことは言ってられなくなった。「5年後では遅すぎる、明日だ、いや、今日からだ!」というわけでしょう。……たいへん結構な心意気です。

 憲法9条改正? 大いにやって貰いましょう、前原さんに。
 兵頭は「廃憲」論者ですから、どのグループが「改正」するという内容にも「激しく同意」はできないんです。残念ながら……。
 そもそも国民国家が民本主義で行くということは、成人国民にはおしなべて「国防の義務」がある。これはもう不文憲法なのです。憲法の精神です。
 具体的には、徴兵されずとも徴用されることは当然にあり得る。
 この「国民の国防の義務」を「改正9条」において盛り込めるのかといったら、やや無理なんじゃないでしょうか?

 しかしそれでも「9条改正」を前原さんがブチ上げることには大賛成です。
 自民党と民主党がもしこの一点で合意できるなら、もう公明党は必要ないですね。

 この改正審議を通じて、前原民主党は、党内のマルキストの追放に成功するでしょう。また、次の安倍氏以降の自民党からは、シナの工作に負ける連中が党を割って出る。やはりこのように分裂するのがスッキリする。
 その残ったパーツ同士、合体して「日本まとも党」が誕生する、という未来コースだってあり得るわけですよ。

 9条改正案と一緒に、防衛庁の国防省への昇格案をブチ上げとけばなお良いでしょうね。
 「庁」にも捨て難い味わいはあったんですが、国内外において、外務省と対等の扱いを受けられない今のままでは、自衛隊の中にインテリジェンス・ピープル(二重の意味で)がさっぱり育ちません。それじゃ、日本国がシナの工作に対抗し、米英に伍して生きることは不可能です。害務省を廃止するためにも、これは必要です。

「指導者」を探し求める勿れ

 小選挙区制による総選挙を何度も何度も反復しないと、フツーの二大政党、つまり外交・安保の大国策はもはや論点でなく、ドメスティックの小国策が争点となる、そういうマトモな二大政党は、確立されることはあるまい──。
 これは、もう、小選挙区制の導入時点から、親切な新聞・雑誌が、こぞって解説してくれていたことでした。

 ところが人間は80年くらいしか生きられないくせに、10年くらい前のことも覚えていない。そのくせあと1年以内にも「改革」が実現しないと、今度は怒るわけです。こういう人が超人的独裁者を待望するのです。民本主義議会制政治は、半年や1年では作られません。そんなに簡単に政治風土が改まって、たまるものではない。

 小選挙区制は、政府と個人の間に伝統的中間組織が多数存在する日本には向かない、中選挙区制に戻すか、大選挙区制にして、少数意見が反映され易い国会にしろ──と、こういう意見なら筋は通ってますよ。もちろん、それは現状では反日マルキストを利すだけですから、兵頭は断乎反対しますけども。
 小選挙区制のメリットは、発達した自由主義経済の日本からマルキストを徐々に追放できることにあるのです。(だからアメリカがそれを望んだのかどうか、そこまではわたくしは知りません。)その効果は、着実に現れていませんか?

 ただし、反日マルキストの追放にしても、一夕に出来ることではない。

 民主党からはまだマルキストが追放されていません。小沢氏のような国連主義者も退陣していません。つまり、到底これは未だ、ロクな政党ではないのです。
 「確かな右翼」の新野党ができるまでには、あと数回の総選挙が、小選挙区制下で反復される必要があるでしょう。
 「確かな右翼」の新野党ができれば、自民党の政策にも正しくチェックが入れられます。それには民主党こそがぶっ壊されねばならないでしょう。

 ですから今のままの民主党の党首にこれから前原氏がなろうがなるまいが、当面、国民には何の関係もないことでしょうね。
 この前原氏が防衛通だというので、わたくしは氏が登場した過去の雑誌の座談にはできるだけ目を通してきたつもりですが、はっきりいってしょーもないレベルですぜ。
 アメリカからトマホークを買えば北鮮のミサイルはやっつけられる、という、そのレベルですぜ。これだけでももう二重三重に未熟でしょう。

 尤も、「軍事専門家」諸氏の中にも北朝鮮の化学弾頭ミサイルは脅威だと騒ぐ人がたくさんいたりするわけですよ。化学弾頭は正しい高度で正しい粒子サイズを放出できなかったら、せいぜい「松本サリン事件」級の騒ぎ、すなわち障子一枚で阻止できる程度のガスが町の1ブロックに漂うだけで終わりですよ。北鮮は過去に地対地ミサイルの弾頭を正しい高度で起爆させ、正しいサイズの粒子を放出する演習や実験を、一度でもやりましたか?
 歴史を知らない日本人は多いが、これだけ高学歴者が増えてもまだ科学の「相場値」を知らない日本人が多いのも、これからのアメリカやシナとの競争上、大いに困りものですね。化学弾頭ミサイルが、実験無しでも役に立つウェポン・システムなのか、そうでないのか、科学的な直感は働かないのでしょうか……。人間の知識体系だって、一夕には改まりません。

 旧軍が消滅してしまいましたために、戦後の日本には「支配者」はいなくなって、「コントローラー」だけが在るようになりました。その筆頭機関は大蔵省です。
 ただし大蔵官僚は時代の制約で「マル歴」以外の歴史教養が無いので、国レベルの大事業のインサイダーであることの快感、私人として財産を残すことの実利がすべてになっており、そこをアメリカ政府にうまく把握されてコントロールされてしまっています。これは、「日本人」を一身に代表する「天皇」への信仰心(=奉仕の使命感)が官僚から消えた結果で、巨視的には、これまたやはり旧軍があのようにして消えてしまったことに遠因が求められます。

 田中角栄も日本経済を混乱させましたけれども、福田赳夫も元大蔵事務次官のくせに赤字国債をさんざんに垂れ流しました。旧福田派はこれを大蔵省に対する債務だと思っているかもしれません。なにしろプライマリーバランスが悪いのは事実です。
 財務省の役人が米政権とつるむと、支配者たり得ていない日本政府は基本のところではその言いなりです。すなわち、大蔵省というミニ・コントローラーを通じて、米国指導者層(それは一枚岩ではないが)というビッグ・コントローラーが、日本の首相にあまりな勝手はさせない装置になっています。

 だから小泉氏個人にできることは限られています。そして今よりももっと政党が弱くなれば、財務省には何でもできます。
 だから、確かな右翼の政党が、野党として一つ必要です。しかしその政党人が「天皇教」を信じていませんことには、アメリカと張り合える歴史的国家観は持ち得ないので、日本はアメリカの州の一つになるでしょう。

 以上がよくわからない人は、拙著『あたらしい武士道』を買って読みましょう。チャンチャン♪

グテングテンのテングの仕業じゃ〜(ついでにアフリカの陰謀も)

 早朝の一仕事を終えてテレビを点けたら、どこも暑苦しい選挙の解説を延々くりかえしていてうんざり致しましたので、パンをかじりながら、小学生いらい久しぶりに『トムとジェリー』を視てしまいますた。ここで大発見!
 わたくしはこのカートゥーンは当時はとてもつまらないものだと思っていました。裏番組に日本のアニメがあったら、絶対にそっちを視たでしょう。
 すなわち、日本アニメ式ならば、猫が超苦戦の末に鼠を獲って大団円のカタルシスで終わるストーリーが期待されるところなのです。
 が、トムとジェリーの間には、どうやら深刻な葛藤は無い。したがって、ドラマにも終わりが来ない。それとまた、頭を固いもので思い切り叩かれてもどちらも怪我一つしないという西洋伝統の野蛮なスラップスティックが兎に角気になりまして、「遊びの芸」の部分にはまだ着目ができなかったわけです。
 しかし今では、これはドタバタのお約束コメディの世界なのだと最初から分かって余裕で眺められる。すると、日本のアニメには薬にしたくとも無い芸の細かさ、観察眼の深さ、日本のアニメ作家陣には期待すべくもない「教養」までが見えてきて、案外良質な、何段階ものチェックを経て作られていた番組であったことに、いまさら気付かされました。これは子供に見せるべき番組ではなく、仕事で疲れた大人が深夜にビデオで楽しむソフトではないでしょうか。やはり、子供には理解ができなかったのです。

 目の前に堂々と展開されていることが、「意味」として理解できないことはよくあるでしょう。わたくしが大学院生のときに国政選挙があったんです。平成元年の参院選か、平成2年の衆院総選挙のどちらだったかは忘れちまいましたが、翌日の研究室で江藤淳先生が来客との懇談中、「こんどの有権者は、変化を恐れた。だから現状の変化に抵抗する勢力として社会党に入れた」というような意味のことを仰った。それを立ち聞きしておりまして、わたくしは「嗚呼、評論家とは偉いものだ」と痛嘆したのです。
 まさにそれはわたくしが漠然と感じておりました世間の空気でした。しかし、それをうまく、ぴったりな日本語には変換はできなかった。江藤先生は、あっさりとその変換ができてしまうのです。「膝を打つ」という表現がありますが、これを聞いた瞬間、ほんとうに膝を打ちたくなりました。
 その直後の諸雑誌を調べればどなたでも確認ができることですが、こんなシンプルな「国民の気分の分析」を明快に言語で残されたのは、けっきょく江藤氏だけでした。あまりに適確すぎ、却って今の人にはどこが凄いのかピンと来ないのではないかと思います。

 あれから十数年経つのですが、このわたくしが、選挙に関して文を綴るようになるなどとは当時は想像もできませんでした。「おまえが江藤淳のようなコメントができるわけがないのだから選挙の話などヤメレ」という内なる声に「いや、それでも、抱いてくれるか不敏なこの子に赤いべべなど買うてもやらねば……」と浪曲子守唄を歌いながら書かせていただいております。

 小選挙区制とは、単一の争点について、たった二人の候補の間で烏鷺(黒白)の争いをしてくれという制度です。小選挙区にふさわしい単一争点がなければ、政党や候補者は、それを創り出さなければなりません。

 今回、北朝鮮制裁やスパイ防止法や国立戦没者霊園などを、自民党も民主党も争点にしませんでした。小泉総裁にとって、それでは勝てないというよりも、それでは投票率が上がらないからだったでしょう。投票率が上がらなければ、創価や特郵や労働組合やその他の集票マシーンが生き残ってしまう。そこで小泉氏は、投票率を上げるためのいろいろな演出をして奏功しました。逆に民主党は、投票率が上がらない方が好都合と判断していたでしょう。しかし投票率を下げさせる演出というのは、相手が小泉氏のような巧者の場合は、難しいものですね。

 いままで、一票の価値は無価値だったと思います。創価のような擬似コミュニティに所属していない個人にとって、一票の使い途などはなかったのです。それが、今回は違うと有権者に認められた。その演出をしたのは小泉氏です。

 民主党は小選挙区による二大政党制という国政システムにまったく対応できていないことを、戦いを始める前から証明していたのではないでしょうか。こんご万一小沢氏が党首になっても、この欠陥は少しも直りますまい。有志の方々には、早く党を分解してしまうことを希望します。そして「北朝鮮に制裁するか、シナと戦争するか」等を争点に掲げられる真正の「確かな右翼」政党がスピンアウトすることを期待いたします。

 北海道では民主党が強かったですね。江藤先生のコメントを、わたくしは思い出しております。中央からの補助金が「所与」の地域ですから、誰も現状は変えたくないのでしょう。

 自民が勝てば官僚の天下だという評論家もいましたが、官僚が恐れるのは、圧勝した総理だけでしょう。

 それにしても、9月のある時点で所によっては選挙運動が燃え上がり過ぎ、暑さで頭をやられた奴がとんでもないことをしでかすだろうと兵頭は気を回していました。それで月刊『正論』に「日本刀による襲撃」の話を書いて各候補者の事務所に警報をしておいたのですが、大外れですた。

 うまく台風が投票日を避けてくれたのは、天佑神助でしょう。
 西村先生、ご当選おめでとうございます。

 シナ・朝鮮の方々には、どうもお生憎様です。いまごろ祖国は、戦々恐々としていることでしょう。工作員のみなさんも、ご苦労様でした。
…つ【おしぼり】

復興の跡

 雑誌『北の発言』の連載のための取材で、今日は空自レーダーサイトの付け替え工事中の奥尻島に行ってきました。
 平成五年から十二年……。青苗地区の海抜ゼロメートル家屋は高燥地に移され、仮設住宅は消えていました。莫大な義捐金と補助金が注入されたことが偲ばれました。
 興味深い話の数々は、二ヵ月後の『北の発言』をご覧ください。