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「読書余論」 2010年9月25日配信号 の 内容予告

●「読書余論」 2010年9月25日配信号 の 内容予告

▼尾上正男『独ソ不可侵条約論』S37-11
 「間接侵略」という言葉の意味をいかにソ連が破壊してしまったかが学べる。
 リトビノフはかつて、締約国の一方が第三国に対して侵略を行なった場合の協定停止を謳っていないような不侵略条約は、実は侵略後援条約にほかならぬと演説。しかしまさにそれこそが独ソ不可侵条約の正体であった。

▼広瀬彦太ed.『榎本武揚 西比利亞日記』S18-7
 M26の福島中佐のシベリア単騎横断の15年も前に、馬車行列の大名旅行だが、1万3000kmの陸の旅をやってのけていた。
 併収の「渡蘭日記」は、海軍技術中将の澤鑑之丞の父が貰い受けて残っていた。太郎左衛門=『開陽』を江差で自沈させてしまった大間抜け艦長その人である。
 オランダへ行く途中で無人島に漂流してしまったが、やってきたマレーの海賊たちを逆に日本刀で脅し上げて洋行を続行す。

 露都で入手したフランス人宣教師の『朝鮮事情』を榎本は即翻訳。これは公刊された。

▼実業之日本社ed.『あなたも手の届く別荘地入門』S43-7

▼富樫敏『日本の別荘地』1973

▼離求庵『さらり~まんに別荘が建つ』1993-10

▼古島敏雄・校注『百姓伝記』上下、1977イワブン

▼三枝博音『復刻 日本科学古典全書 5』S53repr. 原S19
 ※「大砲鋳造砲」と「反射炉日録抄出」には特記事項なし。

▼木下桂風『釜の歴史と鑑賞』S54repr. 原S27

▼須藤隆仙ed.『箱館戦争史料集』1996-8
 「新開調記」、「箱館軍記」、「説夢録」、「衝鋒隊戦争略記」(大鳥の幕末実戦史の附録とは別バージョン)、「峠下ヨリ戦争之記」、「遊撃隊起終録」、「人見寧履歴書」、「北洲新話」、「苟生日記」、「函館脱兵諸士書簡」(『野史台維新史料叢書』第6冊で公刊済み)、「蝦夷錦」(2種類あるうちの、荒井宣行の書いたもの)、「戊辰戦争見聞略記」、「星恂太郎日記」、「函館戦記」が収められている。※箱館戦争の日記類は、じつは牢内で互いに見せ合いながら修正された回想が多い。それらの日付けすらが事実と相違しているため、参照する者はえらく苦しむ。そこで「苟生日記」のように、誰のチェックも受けず、他人の回想も参考にしなかった成り立ちの、書きたい放題の記録が、ウルトラ貴重となるわけである。
 ◆  ◆  ◆
 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。(配信されるファイルはPDFスタイルです。)

 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。

 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。

 「読書余論」は、毎月25日に「武道通信」から最新号が配信されます。1号分の購読料は500円です。
 バックナンバーも1号分が500円で、1号分のみでも講読ができます。
 過去のコンテンツは、配信元の「武道通信」のウェブサイト
http://www.budotusin.net
 の「読書余論」で、タイトルが確認できます。

 ウェブサイトでわからない詳細なお問い合わせは、(有)杉山穎男事務所
sugiyama@budotusin.net
 へどうぞ。


※兵頭先生より何故か書き込みができないため、管理人が書き込みしております。
↓で兵頭先生の軍事ニュース紹介が読めますよ。
Podcast28_Military_News_Blog
http://podcast28.blogzine.jp/milnewsblog/