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SANYOエネループ、マンセェーーーッ!


 ひさびさ「そら球リポート」をしよう。
 じつは三洋電機のニッケル水素電池(充電式)「エネループ」は、ウチの近くのコンビニで売っていない。たぶん理由は、高いからだ。そのため今までは、なんとなく入手のし易かったパナソニックやフジフィルム〔!〕の単4ニッケル水素電池を、そら球実験用に供してきたのだったが、このたび、たまたまエネループに交換をして、調子を見ることができた。そうしたところが、大きな発見をしてしまった。
 (もちろんエネループは買った時点で充電済みだが、それはパナソニック製とて同じだ。)

 同じ「750ミリアンペア」のスペックを謳っていても、ぜんぜん性能が違うのだよ。今まで「終夜点灯」をあきらめていた「ダメ出し」印のソーラーライト1個が、エネループを挿入した日からずっと、「終夜点灯」を続けている。
 これには感銘をうけました。(さすがに、300円で買った超安物のソーラーライトはダメなままだったが……。)

 おそらく総アンペアは同じでも電圧の低下の曲線が違うのだろう。また充電効率もどういう理由か、良いのかもしれない。この連日雪が積もる冬空の太陽光で十分な充電ができるらしいのだ。一銭も貰ってないが強調する。ソーラーライト用の電池としてのパフォーマンスにおいて何から何までSANYO製エネループはすばらしい。それにしても、なぜいままでこのような商品情報を、ネット空間では得ることができなかったのか。いや、もっと許せんのは、なぜコンビニ各店はこんなすばらしい国産電池を店頭で売らずに、他社のしょうもない電池を並べているのか? ……やはり比較的に単価が高いからなんでしょうね。

 ところで、悲しい発見もあった。1個3000円~5000円くらいした、スマートソーラー社製の純白だったポリカーボネート容器に遂にうっすらと「紫外線焼け」が出てきた。球形のケースの上半分だけ、もののみごとに黄土色への変色が進行しつつある。5月以降には、もっと酷いことになるだろう。
 この変色現象、昨年までは気が付かなかった。やはり紫外線にとことん抵抗できるようなプラスチック素材は、無いのだね。変色が進めば、何かの衝撃で割れてしまい易くもなるはずだ。

 てことはここで新たな疑問が生ずるのだが、街灯用に普及が進みつつあるLEDの半透明ケースも、ガラスじゃなくてポリカーボネートでしょう。10年もしないうちに、たぶん4年を過ぎる頃から、外光の紫外線で変色してしまうということは、ないのか???

●「読書余論」 2012年2月25日配信号 の 内容予告

▼清沢 洌『外交家としての大久保利通』S17-5、中央公論社pub.
 いったん閣議で決定された征韓論を大久保が覆すことができたという点を昭和16年の清沢は強調したかったのだろう。つまり対米戦はやめろと。

▼橘成季著、西尾&小林・校注『新潮日本古典集成 古今著聞集』上下(S58&S61)
 敵歩兵が我が乗馬の馬具を掴んだらどうするか。

▼湯川秀樹『目に見えないもの』S21-3
 日本の超一流物理学者はギリシャ人。真理に興味があって政治に興味がない。そりゃしょうがないよ周りが阿呆ばっかりなんだから。マンハッタン計画みたいなオールスターが国内で揃うなら、違う態度もあっただろうけどね。

▼後藤正夫『列国科学技術の戦力化』S19-9

▼早川純三郎ed.『雑芸叢書 第二』大4
 奈良時代と吉宗時代に「ポロ」競技があった。

▼正親町町子著、増淵勝一tr.『柳沢吉保 側室の日記――松陰日記』1999

▼邨岡良弼ed.『如蘭社話 巻十七』M23-5 所収 巖本正方「闘鶏[とりあはせ]」

▼赤路宗貞『増補 茶室 掛物 禅語通解』S17-6、原大6

▼川村花暁『軍事福引一千題』

▼村上一郎『蘭学者 木村軍太郎伝』S12-10

▼高村象平『西洋経済史』(一)(二)(三) S14-7~10
 後進国の株を買うより、後進国に直接工場を経営した方が儲かるし、支配も強い。

▼朝日新聞社ed.『大戦ポスター集』大10-9

▼井上辰九郎『英国の金融組織と英蘭銀行の機能』S5-4

▼(財)金融研究会『最近の世界金融情勢』S14-3

▼成毛鉄二『印鑑の歴史と印鑑証明制度の問題点』S35

▼民政部警務司ed.『再訂版 保甲制度論』康徳2年

▼『八戸市立図書館百年史』S49-10

▼(社)日本倉庫協会ed.&pub.『日本倉庫業史 改訂版』S45repr.、原S16-10

▼日本民具学会ed.『日本民具辞典』H9
 鎌のいろいろ。

▼宿利重一『旅順戦と乃木将軍』S16-5

▼今岡和彦『東京大学第二工学部』1987
 糸川助教授が依頼された対艦誘導爆弾など。

▼今井登志喜ed.『東京帝國大學 學術大觀 工学部・航空研究所篇』S19-2、帝国大学新聞社pub.
 明治からの造兵界の主要人物を知るための根本基礎史料である。

▼宮地直一『朝鮮人を祀れる神社』S9-4

▼鈴木孝雄『靖国精神』S16-2

▼上之園親佐『雷 その被害と対策』1988
 手をつないでいると、みんな被雷してしまうので、手はつなぐな。

▼A・M・ルドヴィツィ著、稲毛金七tr.『戦の哲人ニイチェ』大4-4

▼池島重信『戦争と思想』S15-6

▼広田四郎『戦術百態』S3-11
 株取引の箴言集。

▼渡辺貢二『船頭――利根川水運の人びと』1979

▼時事写真通信社ed.『勤王事蹟 別格官幣社精史』S11-4

▼ジョン・スチュアート著、賀川・熱田共訳『景教東漸史』S15-4
 マホメットはネストリアンを真似たのである――という、ほとんど『ダヴィンチ・コード』のイスラム版。

▼小川正子『小島の春』S13

▼近森善一『蝿と蚊と蚤』大12-12

▼宮井義雄『鹿島香取の研究』S15-12

▼樫葉 勇『国史を貫く神社物語』S18-4

▼二酉洞学人『神様の戸籍調べ』大7-11

▼『神戸モスリム モスク報告書』1936-4-30

▼殖栗文夫『YMCAとは』S26-3
 マッチョ=YMCAなのである。あのディスコ曲の意味が初めて理解できた。

▼新城常三『社寺と交通』S35-12

▼Ernest MacKay著、龍山章眞tr.『インダス文明』S18、S19-4repr.、原1935
 ※戦中に再版が許可されている理由は、インパール作戦と関係があるだろう。

▼武田豊四郎『古代印度の文化』S5-7

▼赤松祐之ed.『印度民族学』S11-1

▼ヲプソン著、山下祥光tr.『印度太古史』大5-3

▼橋本真機子『印度襍記』S17-11

▼徳沢龍潭『イランものがたり』S18-2

▼大畑匡山『現代実業家 世渡り警句』大4-3

▼吉原富三郎『相場格言評釈と相場用語通解』大7-9

▼幣原坦『朝鮮教育論』大8-2

▼藤沢道郎『メディチ家はなぜ栄えたか』2001

▼大内地内『水戸学早わかり』S13

▼佐藤堅司『神武の精神』S19-12

▼杉浦明平『戦国乱世の文学』1965

▼李家[リノイヘ]政『厠考』S7-9
 マタイ伝でイエスいわく、「凡て口に入るものは腹を運[トホリ]て厠に落つる」と。

▼山口力太郎『潮汐と人生』S17-5

▼小林胖生『丙午迷信の科学的考察』S10-11
 ※『ダビンチ・コード』の図像学ネタはものすごく古くからある。

▼中山文化研究所ed.『友引の迷信』S8-5

▼斉藤勇『英国国民性』S11-3

▼川合貞吉『匪賊――中国の民乱』S48

▼防研史料「張鼓峰事件に於ける砲兵の戦闘」〔ハコ35/65〕

▼小田切 毅一『アメリカスポーツの文化史』S57

▼ピエール・シャールトン著、三好郁朗tr.『フランス文学とスポーツ 1870-1970』1989、原1985

▼片桐匡『私の見たフランスのスキー』S30

▼『上代日本文学講座 第三巻』S9-6所収・斎等清衛「上代文学と道教思想」

▼『支那文学大観 第十一巻』大15-7所収・宮原民平「道教と迷信」

▼小柳 司氣太[しげた]『老荘の思想と道教』S17-10、S18-6repr.

▼竹田浅次郎『護身柔術』S5-5

▼井口松之助『柔術練習図解』M32(再版改題)、原M31-5

▼木村 千太郎『小刀[ないふ]洋杖[すてっき]捕押へ柔術伝授』M40-2

▼山本 柳道斎『簡易柔術実用形』M40-3

▼石山賢吉『経済行脚』S13-7
 上海のトーチカの寸法が載る資料。

▼高須 芳次郎『東洋思想十六講』大14-4

▼小倉陸軍造兵廠同窓会ed.『小倉陸軍造兵廠史』S63

▼壇 正二『第十一海軍航空廠発動機部(広海軍工廠航空機部発動機課)の記録』S58バブ日立工業(株)pub.

▼永島敬三ed.『南満陸軍造兵廠史(別名南造小史)』H5、南満陸軍造兵廠同窓会pub.

▼名古屋陸軍造兵廠史編集委員ed.『名古屋陸軍造兵廠史・陸軍航空工廠史』S61 記念碑建立委員会pub.

▼岩田吉雄『日本海軍航空兵器調達の記録』S61

▼玉城哲『風土の経済学〈増補新版〉』1984、原1976

▼旗手 勲『水利の日本史』S58

▼金沢夏樹『稲作の経済構造』1954、1971repr.

▼筑紫二郎『航空要塞』S20-3

▼藤田栄司ed.『河川講演習 第1輯』S18-8
 満州やシナの川について。

▼前部愿『石品産所考』上下 M6

▼高坂正尭『長い始まりの時代』1995

▼『オイルロード』1986

▼『オイル/プロダクト タンカーの基礎』1984

▼『船舶の火災と対策』1992

▼田中克典『内航タンカーM丸』S51

▼『外航タンカーの運航実務』

▼深津正『燈用植物』1983

▼深作安文『倫理と国民道徳』大5

▼瀬沼茂樹『近代日本文学のなりたち――自我の問題』S46

▼宍戸實『軽井沢別荘史』1987

▼森英『熱帯の荒鷲』S17-9

▼三省堂出版部『我らは如何に闘つたか』S16-5

▼河原魁一郎『闘ふ義手』S16-10

▼二宮有薫ed.『九人の聾兵士』S18-2

▼落合泰蔵『明治七年 生蕃討伐回顧録』大9-5

▼『霧社事件実記』S6-7

▼『史学雑誌』1991-6所収・平間洋一「対華21ヶ条の要求と日英関係――シンガポール駐屯インド兵の反乱を軸として」
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 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。(配信されるファイルはPDFスタイルです。)

 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。

 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。

 「読書余論」は、毎月25日に「武道通信」から最新号が配信されます。1号分の購読料は500円です。
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