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●読書余論 2013-9-25 配信号 の 内容予告

▼『明治工業史 火兵篇』
 この本が編まれているS4の時点で、海軍の下瀬火薬がピクリン酸であることは秘密とされている。海軍の硬直した「なんでも秘密主義」。

▼『火兵学会誌』
 この雑誌は、国会図書館には、S9-5の第28巻1号から、S19-3の第37巻6号まで所蔵されている。そのうち興味深いものをピックアップ。

▼『造兵彙報』
 陸軍造兵廠で刊行していた雑誌。国会図書館には 大12-8の1巻1号から、S18-11の21巻11号まで、所蔵されていることになっている。興味深いものをピックアップ。

▼『偕行社記事 413号』M43-6
 南部麒次郎砲兵中佐が偕行社にやってきていて講話した機関銃の話。

▼『偕行社記事 415号』

▼『偕行社記事 臨時第10号』M38-4
 砲兵中尉の藤井文介のMG実戦指揮所感。保式はダメだという理由が並べてある。貴重。

▼『現代国民文学全集 1巻 獅子文六集』S32 角川 Pub.
 小説「海軍」は、S17-7-1~S17-12-23 に岩田豊雄の本名で朝日に連載された。

▼永松淺造『軍艦の知識』初版S16-6、再版S16-7
 アイオワ級の速度情報が日本海軍には入っていなかったことが分かる。低速戦艦だと思い込んでいたのだ。

▼ブランコ・ボグダノヴィッチ著『世界の名銃』原1986、訳1988ノーベル書房
 著者はユーゴ人。南部が外国の何をパクったのかの示唆多数。

▼『歩兵機関銃操典草案』M47
 これは国会図書館蔵。

▼長谷川公之『ピストル』S36 池田書店
 著者は警視庁の鑑識だった。終戦直後の日本は拳銃天国だった。

▼『陸軍戸山学校略史』S44 非売品・国会図書館蔵

▼『三機』
 第20歩兵聯隊 第3機関銃中隊 の回顧録。
 92式重機関銃の詳細を知ることができる。

▼野口昂『福山航空兵大尉』S14-9
 追悼出版。陸軍である。

▼榊山潤『航空部隊』S19-9

▼大澤吉五郎tr.『米國戰闘力の研究』S18-1

▼『参戦とアメリカ』S16-8
 都新聞社が主催した座談会。

▼中條是龍『江田島精神』S18-6

▼清閑寺健『江田島』S18-2〔?〕
 千葉県の百姓のせがれが江田島に入る、つくり話。

▼山本地榮『江田島第一報』S19-4、S19-8repr.
 一中でも棒倒しをやっていた。

▼関口好男『海兵団』S18-2

▼大島司朗『独逸自動車國道』S17-5
 トート博士いわく。局限空間で考えるな。ドライバーのスタートからエンドまでの「空間体験」を常に念頭せよ。これがアウトバーン設計の神髄也。

▼滝川文雄『海難 物語裁決書』S35-11

▼杉本巴水『海軍兵学校生活』M41-5
 ひょっとすると日本で最も古い難関校受験完全マニュアル。ここまでアドバイスが細かいと空恐ろしい。

▼林 冷子『歌集 江田し万』S12-5
 江田島教官の妻が詠んだ。戦前の短歌出版物は例外的に検閲が甘く、とんでもない軍事秘密が語られ、あるいは不都合な真実が糾弾されていることもあるのでわたし的には必読なのだが、これにはそういう部分は無かった。

▼「海の中尉」著『江田島生活』大5、武侠世界社Pub.
 奥付がない。もちろんペンネーム。

▼高木正行tr.『米國発明の超仕上法 及 超仕上盤』S19-8
 ホーニングなんてもんじゃない球軸承面のフィニッシュ。クライスラー社の底力。

▼真継不二夫『報道写真集 海軍兵学校』S18-7

▼『海軍兵学校現状』S6-11
 なんと、48期と59期の卒業生の平均身長と平均体重が載っている。

▼『偕行社特報』
 S11からS12まで出ている号のうち、面白いものをピックアップ。
 ◆  ◆  ◆
 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。(配信されるファイルはPDFスタイルです。)

 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。

 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。

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