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どうやらイランを倒すのはGCC空軍になりそうだ

 すいません! 『兵頭二十八の防衛白書2015』は、刊行が8月になります。7月には間に合いませんでした。どうも遅筆で申し訳ないです。

 そこで、その中で書くつもりだった話のいくつかは、このブログで書いてしまうことにします。というのは、少しでも早く人々が承知しておく必要のあることが、たくさんあるんですよ。3ヵ月後に知らされたって困る、というものもね。

 いまサウジアラビア空軍を主力とする数ヵ国連合のスンニ派アラブ空軍がイエメンをムチャクチャに空爆し、かたわら、イエメン内のサウジの味方系の民兵に、空から軍需品も補給してやってますが、これは、まさに次の「対イラン戦争」の予行演習になっています。

 核武装寸前のイランに対しては、国連制裁も効かなかったし、サウジとクウェートの爆増産によるオイルプライス破壊も、濃縮阻止の決め手になってない。
 イスラエルとサウジは、イランが旧日本帝国みたいに金欠から暴発して自滅してくれることを待ち望んでいましたが、イラン人はそこまで愚かじゃなかった。うまいこと自制してます。

 こうなったら、イスラエルが専制核空爆するか、サウジが通常戦力で空爆して、米国(+有志連合)が陸上からイランに干渉しやすくなるような大混乱をイラン国内にひきおこすか、ふたつにひとつとなった。
 米国は前者はゆるさないので、後者が選択されたのです。

 サウジはイエメン空襲でずいぶん自信をつけるでしょう。その「潤滑油の熱」が冷めてしまわないうちに、サウジまたはUAEの方からイラン空軍を挑発して開戦するでしょう。

 あからさまな挑発がまずければ、イスラエルの工作部隊としめしあわせて、最初にシーア派テロリストがサウジを攻撃した――という「メイン号事件・サウジ版」を演出してから、「報復」を名目に発進するのかもしれません。

 イランは陸戦ならばサウジ兵など鎧袖一触ですが、サウジもしくはUAEは、その片方の空軍だけでも、イラン機を全滅させられる。そのさい懸念材料は、イランがロシアと中共から買っている高性能SAM(中共のはロシア製のパクリ)。だがそれについては米国がこっそりECMの方法を教えるんじゃないかな?

 SEADの次はいよいよ本格精密空爆。しかし狙いはテヘランとか都市じゃない。イランの核の地下工場です。地中貫徹爆弾が、米国からサウジやUAE空軍に補給される。これでサウジの気が済む。

 イランのとりえを活かした反撃オプションは、多数のボートでイラン歩兵をアラビア半島へ渡洋上陸させて陸戦にもちこむこと。しかしそこまでの事態となったら、米軍も堂々とイラン領土内にまで干渉できる。

 そして最終段階。
 イスラエルのスパイの案内で特殊部隊が地下工場に進入し、輸送機で運んだ気化ガス爆薬を流し込んで坑道ごと破壊する。それでアメリカの干渉の目的は達成されるので、あとはアメリカ軍は手を引いてしまってもいいでしょう。

Does ISIL start robotic-car wars ?

 2015年はじめのシリアのKobane市の攻防では、ISがリモコン自爆車を使った。これは有人の自爆攻撃ができない事情があるからだと観測者たちはみていた。

 ISは、外国から参加した見どころのある人材を、前線には送らない。まして、自爆要員には仕立てない。ISは、彼らをリクルーターや、海外工作員として活用する。そして自爆要員には、無学な孤児が充てられる。その「人だね」が、コバネ周辺では尽きたのだと思われていた。

 それが今回のイラクのラマディ市攻めでは、とつじょとして30人の特攻自爆ドライバーをたてつづけに人海投入したという。おかしくないか?

 ISは、車両を遠隔操縦するようになったのではないか?
 4月20日、ISはドローン空撮のビデオを公開している。数千ドル級のカネのかかったもののようだ。そのぐらいの技術者は、もう参加していておかしくはないだろう。

 有人車の特攻自爆だったのなら、ラマディ陥落は大戦果なのだから、30名の「軍神」の顕彰がネット上でされるはずだ。さすればますます情熱的な自爆要員をリクルートしやすいムードができるんだから。なのに、その発表をしていない。おかしくはないか?

『アメリカ大統領戦記』第一巻は、明日(27日)書店搬入です!

 表紙は、デラウェア川の渡河という、有名な絵ですね。TVドラマの『コールド・ケース』を視ていた人なら、時々、フィラデルフィア市を流れる大きな川が背景に見えていた(しばしば流氷も)ことを覚えているはず。あれが、デラウェア川です。ちなみにオープニングで大写しされる、フィラデルフィア市庁舎ビル屋上の銅像は、ウィリアム・ペンで、彼は、独立戦争などよりもはるかに昔のペンシルベニア開拓者。

 本書の特色はいくつかあります。

・開戦前の流れを分りやすく解説したこと。開戦というのはおおごとですので、簡単にヒョイとできることじゃない。それには下地の準備と、現場での抑制や演出が必要なのです。対支戦争の衝に当たらねばならぬ者や、尖閣の最前線に立つ小隊長クラスは、必ずここを読んでおけ!

・ハウ将軍は名将だったとする解釈。これはわたしだけです。英国人すら、そこまで自慢はしてません。

・「タートル号」などという潜水艇の活躍はぜんぶフィクションであると推定したこと。これは現代の英国人も疑っていますが、英文ウィキペディアは独立戦争に関しては米人が圧倒的に優勢なので、あたかも事実であるかのように書かれている。米国の歴史学会だって、案外ピンキリですぜ。

・本邦の五箇条の御誓文にその思想が反映された横井小楠は、米国の「独立宣言」の土台になっているヴァッテルの学説を誰かから聞いたことがあったのに違いないこと。

・両軍の指揮官たちともに、「民主主義の地雷」を気にかけていたこと。いくら正しい戦争指導、作戦指導でも、大衆の気にいらなければ、その将軍の未来はなくなるのです。

 この「民主主義の地雷」は、もっかのイラク情勢をめぐっても、米国首都で炸裂中なのではないかと思う。

 以下、Loveday Morris記者がWP紙に寄稿している2015-3-25記事「Panic, retreat and supply meltdown: How Iraq lost Ramadi」を摘訳しときましょう。興味深いのでね。

 ラマディ攻めは、IS軍がユーフラテスを小型モーターボートで密かに渡河して、まんまと成功した。

 ラマディの出丸ともいうべきアルブアルワン市が5-14に猛攻された。この都市は18ヵ月近く、攻め続けられていた。

 ISはよく計画された特攻自動車攻撃を30回、4日間で集中した。
 ※「自爆車による人海攻撃」というものが今後は流行するかもしれない。

 米軍特殊部隊がさんざん訓練してやった「黄金師団」。いまのイラクでは最精鋭で信じられるとおもっていたのに、とつじょとしてラマディの守備陣地を放棄して戦線を逃亡した。

 戦闘陣地前縁には米軍機や多国軍機がもうしわけていどにCASを提供した。それはぜんぜん十分ではなかった。

 市には弾薬も補給されてこず、守備に加わった民兵たちはカネをかきあつめて闇市場で弾薬を買わねばならなかったという。とにかくタマなし状態だった。
 ところが弾薬は、あるところにはじつは大量にあった。それらは各所に勝手に隠匿されていたのである。ISはその写真を占領後に公表している。

 アルブアルワンは木曜日(5-14)に陥落した。
 続いて近くのジャミア地区が攻撃された。
 敵は、アルソウフィアやアルホヅからやってきた。

 敵の中にはイラク政府の警察部隊の格好をしている者もいた。寝返りなのか、偽装なのか。とにかくイラク政府軍は混乱させられた。

 金曜の午後には、黒い旗がラマディの官公署・軍司令部庁舎の上に翻った。 その日だけでも自爆車17台が特攻した。

 車両は乗用車ではなかった。ダンプカーや、ブルドーザーに鋼板を溶接して、小銃弾やPRGにも平気にしたもの。それが高速で突っ込んできた。※ぜったいにTV映画「コンバット」からヒントを得てるわな。

 金曜日から土曜日朝にかけて、CASはたったの4回だった。その後の24時間では7回。

 砂嵐の時にはCASは得られないとイラク人が信じていたことは確かである。
 攻撃発起日の木曜日は軽度の砂嵐が吹いていた。
 そのおかげでISが攻撃配置についたのを米軍は空中偵察で発見できなかった。
 オバマと側近たちはもうイラクには深く関与したくないので、ふつうは米空軍から差し出すところの爆撃誘導員を、イラク地上軍の中へは派遣させていなかった。※カーターはもちろん何の相談も受けてないだろう。

 対テロ専門に米軍から鍛えられたイラク特殊部隊の長が、金曜日にまっさきに部隊ごと退却したのをみて、みんな、命令なしに退却した。

 米国務省の高官が、今回のISの自動車爆弾の威力が、1995のオクラホマシティビルを大破させたクラスだったと記者に語っている。しかしイラク人は、そんな特別な威力ではなかったと否定。

 ※高級公務員ならば、知らないorわからないことは、カメラの前でも「知らない」「わからない」と言えばいいのに、米国のポリティカルアポインティー制度とメディア環境はそれをゆるさない。ベトナムのときからずっとおんなじや。シーア派中心の再生イラク軍など、屑の集まりにすぎなかった。イラクの軍隊が失敗したのではなく、軍隊などそもそもできてもいなかったのだ。しかしすべてがうまくいっているかのように、米軍最上層幹部は首都ワシントンで触れ回ってきた。これも「民主主義の地雷」を避けるためなんだよ。ベトナムから、なにも変わっちゃいない。大統領が選挙で人気を博する「成果」を粉飾して演出し広報しなければならないというバイアスに、プロ軍人までがのみこまれる。それとマスメディアが狎れ合っている「悪い慣行」。その害を防止する役目がマスコミにかかっているのに、それが機能してない。

 イラク軍は、ラマディから逃れてくる者は地元警察部隊の制服を着ていても、武器を没収した。それはISかもしれないし、「戦術的移動」などという説明は嘘かもしれないので。イラク体制内に相互信頼が無い。

 陥落のハイライト。装甲されたフォークリフトが、守備軍の陣地前の自爆車阻止用の障害物を取り除け、そこに、装甲された爆装トラックが4台、突っ込んで来て次々自爆したという。

 ※なるほど、「二次元機動する有人ミサイル」として装甲自爆車を使っているわけか。これをロボット自動車としたら、西側先進国軍隊でも使えるのではないか。MLRSの誘導弾頭1個90kg弱の12倍以上の威力に、易々とできるだろう。

 ラマディでは、十数両の米国製M1戦車や装甲車等も鹵獲されてしまった模様。

「モズ(百舌鳥)のはやにえ(速贄)」についての兵頭二十八説。

 今年はどうやら宅地造成やら河川敷伐開で、わが近所の鳥類向の天然食餌樹は著減する見通しである。天然オニグルミを石で割ってやる代価として、カラ吉夫婦から不審人物の接近等を常に警告してもらえるようになっている恩をいささか感ずるわたしとしては、この冬から来春にかけては野鳥の危機が訪れるのではないかと勝手に予測し、「トリパラ(鳥の地上天国, or 木の実パーラー)国土計画」を立てた。すなわち11月以降にも概して実が残り、さりとて放置しても巨木化せずにいつでも引っこぬけるような樹種の苗木をなるだけ多種類、アソートとして植えておいてやるのだ。よくある買い餌を与えるような反自然趣味のバードフィーダーよりは、攪乱度はすくないであろう。
 そのコバート植樹工作をスタートして間もない4月21日は、最低気温が7℃で、早朝の散歩中にウグイスの下手な初音が聴こえた気がしたのであったが、植えたばかりで冬芽がまだ眠っているウメモドキ(これは北海道に自生しないようなので果たして結実するかは実験せずしてはつきとめ得ない)の地上50cmくらいの枝又に、大きな黒いアブが、全姿をとどめたまま、死んでいるのを見つけた。もしアブが雨風から避難したかったのなら、生きた葉の繁みの中に潜ろうとするであろうから、これは他殺だ。

 餓鬼時代に長野市郊外で「モズの早にえ」は何度も見たことがあった。が、このアブは枝に突き刺してなかったので、果たしてハヤニエなのであるかの確信を持てなかった。
 道南ではこの時分にはまだ大きな虫がなかなか出てこない。そんな飢餓の時節に、これほどの喰いでのあるサイズのエモノをとっつかまえたとしたら、わざわざそれをはやにえになどしておく必要が、どこにあるかと、人間本位の常識が「モズ=下手人」説をつい疑わせたのである。

 しかし5月下旬に入って近くのチシマザサの藪中でヒヨドリのような鳴声を聴き(これはモノマネだと思われる)、さりながらそこへ出入りするつがい鳥は図鑑によればモズでしかないので、ようやくに、4月以降より未知の百舌夫婦がこの一帯を縄張化して、いままさに営巣中なのであると悟った。

 ネットによると、百舌の速贄の動機は未解明なのだそうだ。なんだか観察力の貧しい頓馬な想像説がいくつも並べられている。日本の鳥類学者がこのレベルなのだとは信じたくない。

 わたしの仮説を延べよう。これはテリトリーの強調サインである。〈ちょっと留守にしてるけど、この辺、オレの稼ぎ場だよ〉と示すのに、これほどわかりやすいビルボードがあろうか。上空にさしかかる鳥の目からは、地上50cmの早贄は、LED警報ランプにも等しい目立ち様のはずだ。
 突き刺されている獲物が比較的に大きければ、〈オレ様は日々の食い扶持には少しも困ってない〉という、有能さの誇示にもなるであろう。それは、非生産的なナワバリ闘争を事前に回避させる「敬遠の誘導」ともなってくれるはずである。したがって、モズの遺伝子にとっては、まったく合理的にトータルで得をする戦略なのだ。

むしろ「イルカのショー」を日本の水族館は自発的に全廃せよ

 日本人が野蛮人ではないと外国に証明したいのなら、世界に率先して、動物に曲芸をさせてカネを稼ぐあこぎな商売を日本国内から追放することだ。そのうえでイルカ漁をどしどし続け、むしろ世界に対して正しい指針とは何かを教示すべきである。

 人間の世界には労働基準法がある。ところが、イルカに曲芸をさせている水族館では、この労基法をイルカにあてはめることはしない。

 1日に数度、ところによっては、午前中からほとんど深夜まで、繰り返し、ハードな曲芸披露を強いて平気だ。「残業手当」という補償モチベーションすら与えずに、ひたすら労力を限界まで搾取するばかりなのだから、そのメンタルの酷さも、想像ができるではないか。

 そもそも現代の角兵衛獅子の親方どもは、狭苦しいコンクリート製のプールに閉じ込められてあんなことをさせられているイルカやシャチが皆 幸福であると思っているのか? 水棲動物の本然のライフスタイルに思いの至らない水族館職員たちこそ人面鬼であろう。

 水槽での危険な曲芸を見世物にしたいなら、人間を水上バイクに縛り付けておこなえ。人間は、調子が悪く、体がキツイときには、ちゃんと雇い主に愁訴する口を持っているぞ。

巨弾『アメリカ大統領戦記 VOL.1』は、5月27日に書店配本と決まりました。

 値段は2592円です。いかに読みごたえがあるか、察していただきましょう。
 本書は、これから若い日本人が初めて米国へ洋行しようというときに、かならず前もって読んでおくべき基本書のひとつに数えられるようになるでしょう。

 大河シリーズです。しかし筆法は、軍事学・政治学の入門者向けで、いたって平易であります。

 発売から1年もしないうちに、いかにこれまで日本人が、アメリカ合衆国建国以来の「有権者の質」というものについて無知であったか、その自覚が、バカ右翼にもキチガイ左翼にも間接的に浸透するでしょう。
 その連中は死ぬまで改心はできないので残念(ヒトの脳は一回性記憶装置)ですが、この本を若くして読むことになる次世代の日本人は、将来、誤りのない国策を支持してくれると強く期しています。

 以下、ストラテジーペイジの2015-3-12の記事「Russia: Rehabilitating Imperial Ambitions」から摘録。

 プーチンのロシア政府が歴史の書き変えを始めた。
 1939独ソ不可侵条約には秘密条項があり、それは戦後にバレている。
 独ソはそこで東欧の分割を勝手に決めていたのである。
 だからこそ、ドイツがポーランドに侵攻したときに、すかさずソ連もポーランドを背後から襲った。

 ロシアで現在進行中の歴史書き変えは、学校の教科書と公刊国史に及んでおり、その目的は、ツァーリ時代から今日までのロシアの帝国主義的政策はすべて正当であって、今日またそれを繰返すリスクを冒す価値が大いにあるのだ、と国民を煽動することにある。

 かくして2008のグルジア侵略は正当化され、2014のウクライナ侵略も正当化される。次に予定されている侵略〔バルト海方面?〕も、あらかじめ正当化したいのであろう。
 しかしWWII中にロシア人の18%もが死んだことを思い出す者もいるだろう。

 ロシアのテレビ番組は4月26日に、米政府がコーカサスのイスラム教徒をけしかけてロシアからの分離独立をそそのかしているというロシア高官の主張を放映した。

 ロシアと中共は2014に、4000億ドルの原油&天然ガスの輸出入契約を結んでいるのだが、さいきん中共は、その金額は国際エネルギー時価と乖離しているから値下げをしろと求めていて、両国の交渉は暗礁にのりあげている。

「読書余論」 2015年5月25日配信号 の 内容予告

▼防研史料 陸軍兵器学校『兵器学教程 弾薬 第一巻』S15
▼防研史料 『兵器学教程(弾丸火具)』S13年度改訂 
▼防研史料 北島稿『砲兵沿革史(制度其四)砲兵兵器行政機構の変遷』
▼有坂【金召】蔵『兵器沿革図説』1983repr. 原1916

▼日本史籍協会ed.『徳川慶喜公伝 史料篇 三』
 大坂城で白旗が振られたエピソードがここにある。

▼ロストーノフ著、大江志乃夫tr.『ソ連から見た日露戦争』1980
 ロシア軍の大砲の諸元が詳しい。

▼日本兵器工業会代表・菅晴次ed.『陸戦兵器総覧』1977
 ※ここでは、MGと野砲の項のみ見る。

▼『海軍 第14巻 海軍軍制 教育 技術 会計経理 人事』S56 続き
 北樺太油田の顛末。台湾の油田の顛末。南洋油田の顛末。松根油は、海軍の方が本腰を入れていたこと。

 官設民営方式。S13年度までは、メーカーの自己リスクで設備投資しなければならなかった。これでは国家総動員にならぬというので、S14の国家総動員法の制定後、「兵器等製造事業特別助成法」がS15にできた。機械と建設資材を国が買ってやるというもの。

 なぜ海軍では大尉を「たいい」ではなく「だいい」と発音するか。
 なぜ海軍では官品のことを「お渡り」と言うか。

▼『テレビ放送アンテナ50年史』1989-3
 1942-2、米は民間用のラジオやテレビ機器の製作を禁止した。
 NBCとCBSのテレビ放送再開は、1944-7であった。※ドイツが負ける前から米国は、統制経済の解除を始めたということ。

 「正力タワー」。難視聴対策として、モスクワTV塔より高い550mのテレビ塔をつくろうと、S43-5-10に日テレ会長がブチ上げた。東大久保に建てるつもりだった。正力の死により、終わった。

 S53-2に計画消滅した、首都中心600mTVタワー構想について。

▼『放送用中波空中線60年史』1985-11
 中波ラジオ電波塔の二重給電は、S20に基礎技術が完成した。

▼日本電波塔(株)ed.『東京タワーの20年』S52-9
 S45-11以前、日テレは東京タワーでなく、自社のタワーからTV電波を送出していた。※これは、東京タワーが産経=ニッポン放送資本の前久の音頭取りだったので、正力としてその下になりたくなかったから。正力は独自のマイクロ全国ネットも考えていた。

▼後藤尚久『図説・アンテナ』H7
▼松尾博志『アンテナを創る男たち アンテナ技術株式会社25年史』H4
▼齋藤訓之[さとし]『農業をはじめたい人の本』2010-7

▼経済雑誌社pub.『国史大系第十六巻 今昔物語』M34 つづき
  ※巻10から、巻13の途中まで。
 久米仙人の話。女のフトモモを見て空から落下した。
 清水寺では放生会のあと、最後に相撲を行っていた。
 貧者を憐れんで、なんでもくれてやってしまうので、自身はマッパであった名僧。マッパで寒さを凌ぐ方法とは。
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 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。(配信されるファイルはPDFスタイルです。)

 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。

 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。

 「読書余論」は、毎月25日に「武道通信」から最新号が配信されます。1号分の購読料は500円です。
 バックナンバーも1号分が500円で、1号分のみでも講読ができます。
 過去のコンテンツは、配信元の「武道通信」のウェブサイト
http://www.budotusin.net/yoron.html
 で、タイトルが確認できます。

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