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世界が近代化して150年以上経つのにいまだに民主選挙も実現できないとは、要するに支那人は臆病者の集まりにすぎない。

 Quentin Sommerville and Riam Dalati 記者による2017-11-13記事「Raqqa’s dirty secret」。
     ラッカ陥落は裏取引だった。米軍も英軍も、幹部連と外国籍IS戦士たちが大型トレーラーで白昼、全員無事に脱出するのを見逃してやったのだ。
 彼らの多くはシリアやトルコに逃れた。家族はその数倍、逃げた。

 大型トラック1台には112人も詰め込むことができる。それがコンヴォイで堂々と。

 マティスは、ラッカについて「殲滅」という表現を使った。大嘘であった。巨大なISゲリラ部隊はいまや、北アフリカや欧州その他で次の作戦を開始するための大移動を了えたのだ。

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 ストラテジーペイジの2017-11-14記事。
    ブルガリア空軍が10機のミグ29のエンジンをロシア・メーカーにメンテナンスさせたところ、うち6機分のエンジン・リファービッシュはひどいレベルだったので、パイロットが飛行訓練を拒否。6機分のRD-33エンジンはロシアに返品された。4機分は新品と交換されていたので問題なし。

 アルジェリアでもこの問題が起きていて、同国空軍は、新たに買ったミグ29を全機、ロシアへ叩き返した。交換部品が酷い。

 ブルガリアは、全15機のミグ29をグリペンに換えようと思ったが、国内に反対意見あり、頓挫。それで今は、中古のF-16を検討中だとか。

 次。
 Patrick Tucker 記者による2017-11-13記事「China and the CIA Are Competing to Fund Silicon Valley’s AI Startups」。
   シリコンバレーではベンチャーの立ち上げに広く内外から資本を公募する。そこに支那系の投資会社が深く関与している。敵の狙いは米国AI技術の長期的な吸収にある。

 AIを使って市販の衛星画像データからなんでも分析しちゃうシリコンバレーのベンチャー。シンガポールに立ち寄る商船の分析、ネブラスカの小麦畑の色付きの分析、そんなところからビジネスの儲けにつながる情報がいくらでも得られる。

 自然言語のテキストを速読してただちにその要約も書き上げてくれるAI。これはCIAが重宝するだろう。
 世界中の裁判の記録、病院の患者のファイル、関係するニュース記事などから必要な情報を探してくれるAI。

 米政府は2015年度に、秘密ではないAI研究のために11億ドルを投下している。2016年には12億ドルだった。しかるに日本のソフトバンクは民間ながら1社で1000億ドルをAI分野に投資している。支那政府は5ヵ年計画で1500億ドルを使うつもりだ。

 中共などの潜在敵国による対米投資をチェックする委員会が、CFIUS。
 「外国人投資受け入れリスク刷新法」=FIRRMAというのもある。

 ※この記者はフューチャリストとして名が確立している。やはりAIの潜在威力は人の行動の予測にあると考えているようだ。

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 Mark Munson 記者による2017-11-13記事「ONI and the Washington Naval Conference of 1921-1922」。
    1921-11~1922-2の華府会議中に、ONIが全面協力していた。

 バルフォアは元首相でありまた元外相だった。それが英代表として出てきていた。
 彼すら冒頭のヒューズ提案にショックを受けた。

 ONIは外国海軍の艦艇の能力分析が主たる仕事だった。1882創設。
 ONIは会議の米代表のために無数の図表や統計も用意している。

 ニブラック少将は元海軍情報部で、英国に駐在武官として出ていた。

 ONIは日本国内でも公開情報を全部集めていた。海軍軍人のスピーチまで。
 また個人的に酒飲み友達になって聞き出した話も本国へ伝えた。

 会議直前に原敬が暗殺されているので、加藤友三郎は本国からの大局指導無しで交渉に臨まなければならないという環境を米陸軍の情報官が日本から国務省にリポートしていた。

 ONIは当時の日本人をどう見ていたか。「〔加藤らの〕海軍代表は、日本人らしくない道徳心を持っている」「東洋人としては異例の理性を持っている」と本国に報告している。

 日本海軍の艦隊は、日本に機械工学の天才がいないこと、日本人のイニシアチブが低いこと、誰も突発状況には対処できないことからして、あまねく能力が足りない。

 ONIは分析する。日本人はうまれつき機械分野をきわめることには向いておらず、そのため飛行操縦士を育成することができない。

 成立した華府条約をフルに利用すれば米海軍は英海軍とすぐにパリティを達成できたのに、米連邦議会はその予算を拒否した。

 結果、戦間期を通じて、英国:米国:日本の新造軍艦比は、5:4:3であった。

 ONIは日本国内で日本海軍の無線の傍受もやっていた。
 しかし情報の95%は、日本語で書かれたオープンソースから得られた。

 ONIが最も見逃したことは日本艦隊の練度だった。練度については非常な下算をして報告した。日本海軍は、質の高い作戦ができれば西太平洋で優勢を確保できると考えていたのに。

 公開情報収集分析=OSINT活動を成功させるためには、他国語の訓練を受けた将校が海軍内に大量に必要である。これは1920年代も21世紀の今も変わらない真実だ。

 戦間期のONIは、秘密主義の日本海軍の軍艦の隻数やトン数ばかりに関心を集中しすぎた。肝腎の問題はそんなところじゃなかった。日本海軍のドクトリンは何なのか。次の戦争をどう勝つ気でいやがるのか。そこをつきとめてなかったために、米海軍は緒戦でやられた。

『日本史の謎は地政学で解ける』の重版が決まりました。

 日中韓会談なんてふざけるな! ……と思っている人は、この本をお買いになるともっとスッキリしますよ。

 次。
 BBCが2014年以降、11-11のWWI休戦記念日になるとネットにUpすることがある記事「The great misconceptions of the First World War」。

 第一次大戦に関しては無数の「間違った伝説」が流布している。それを正す。

 ひとつ。別に英国大衆はよろこびいさんでWWIに参戦したわけではなかった。だが、戦後にイメージが意図的につくられた。写真もそうだ。すべて戦後の政府宣伝としてセレクトされたものなのだ。

 ロシアの総動員が公式の布告(墺洪の対セルビア宣戦より3日後、ドイツの対露宣戦の前日、すなわち1914-7-31、ユリウス歴7-18)よりセベラル日早かった、というのも嘘。

 アンソニー・ヘイウッドがロシアのアルヒーフ(公文書館)を丹念に調べて、秘密動員などなかったと確認した。

 英独両兵士が1914のクリスマス休戦中に前線でサッカーしたという話は嘘。
 たがいの陣地内で同国人同士でサッカーしたことはあったけどね。
 ちなみにサッカーは労働者のスポーツだと見られていた。労働者同士で連帯するんだというアカ宣伝にとって、都合が好いネタだったわけ。

 しかし、休戦発効と同時に両方の塹壕から兵隊がわらわらと湧き出てきて、友好的な言辞を交換したこと、それは事実。

 西部戦線では、機関銃がいちばん殺した、というのも嘘。

 1915年から1918年まで、英兵の死傷者の7割は、敵の砲兵によるものであった。この統計は仏軍でもほぼ同じである。

 1914の世界の軍隊は、膠着砲兵戦になるとは思っておらず、歩兵の機動戦になると信じていた。

 1914で膠着戦線がうまれると、次に、榴霰弾から榴弾への切換えと、大量補給が起きた。ここから戦場の様相が一変。さらに迫撃砲が加わったもんだから、もうね……。

 MGが一番殺したというイメージを生んだのは、ソンム会戦の第一日目。英軍歩兵がチャージをかけて皆殺しに遭った、その体験が強烈過ぎたために定着した。栄光のイメージと、それは表裏だったから支持された。砲撃による戦死なんて、ちっとも格好よくはないだろう。

 リアルな風景は、こうだ。塹壕の中で昼飯をぱくついているときにたまたま砲弾が壕内に落下してきて、死ぬ。野戦榴弾砲の砲撃戦の時代には、前線と、安全な後方というものは、区別がなくなるのだ。ぜんぜん血湧き肉踊らない。しかも思い出したくもない。だからこんなイメージは、忘れられた。

 シェル・ショックにかかってしまった兵隊たちは、臆病の咎で銃殺されたか?
 事実は、ノーだ。

 英軍はWWI中、3080人に軍法会議で死刑判決を出している。うち346人は執行された。うち266人は脱走の罪。18人は臆病の咎。

 軍医がこの症状に着目しはじめたのは1914-9のモン会戦から。
 英国戦争省は、通達を出した。それらの症状の出ている兵を普通の「発狂」と一緒にしちゃいかんぞよ、と。

 だがじっさいには精神病院へ送られた者が多い。
 WWI中の英兵の精神疾患発症認定は8万名も記録されている。
 シェルショックや神経衰弱に罹ったことを理由とする傷痍軍人恩給が1921時点で6万5000人に支払われている。

 シェルショック患者を最前線に置いておいても、味方の士気に悪影響があるだけなので、皆、後送された。彼らとて発症する前は勇敢な戦友だったのだから、同情を集め、丁寧に取り扱われた。

 真の恐怖は、罹患した兵士たちが細民階級だった場合は、英国の救貧法にもとづいて設立されている精神病救護院に直行させられることだった。彼らは最低額の恩給を貰いながら、監獄の受刑者同然の生活を、戦後ずっとそこで送ったのだ。

 シェルショックについての研究書を読みたい人は、Dr Fiona Reid 著の『Broken Men: Shell Shock, Treatment and Recovery in Britain 1914~1930』を見よ。2010に出版されている。

 WWIでは民間人も大勢、死んでいる。
 まずドイツ国内では銃後の50万人が栄養失調で病死した。
 オスマントルコ帝国は、アルメニア人100万人を殺した。

 ドイツ軍は占領したベルギーとフランス北部で住民6500人を銃殺している。
 ロシアは国境付近の猶太人をことごとく国外追放しようとした。

 WWI中に敵軍に占領された大都市としては、ワルシャワ、ブリュッセル、ベルグラード、バグダッド、グルジアのトビリシがある。

 東ロンドンのポプラー町では小学校が爆撃を受けている。カールスルーエではサーカスのテントに爆弾1発が落ちて、やはり子供たちが死んだ。※総力戦中にサーカスやってたのかよ?

 独身の将校としてWWIに参加したウィルフレッド・オーウェンは、学校の教科書にその詩がよく採用されることから、なんと、シェークスピアの次によく研究される作家になっている。似たような詩人として、ジーグフリード・サスーン。

年末に日本海北部で「実装・実射・実爆」テストを実施すれば、2018冬季五輪は自動流会。三代目は韓国の面子を潰せる。

 ストラテジーペイジの2017-11-11記事。
  英海軍に4隻あるSSBNのうちのひとつ、『ヴィジラント』で6人がコカイン濫用の咎で解職された。検査では全乗員の1割がコカインに関与していた。
 きっかけはコカインパーティが発覚したことだが、捜査過程で、艦長の大佐が2名の部下の若い士官(♀)とセックスしていたこともわかって、馘。英海軍では艦内の不義は御法度。なかんずく、佐官と尉官の間では罰が厳しくなる。

 今回の騒ぎで、SSBNの乗員になってもいいと思う水兵候補者はガックリと減るはずである。
 もともと潜水艦に女を乗せるように決めたのは、原潜の外洋遊弋期間があまりに長く、あまりに勤務が退屈でしかも不自由なので、乗組員の成り手が無いという深刻な問題を解決するためだった。女でモラールを上げようとしたのだ。しかしこれでもうおしまいだ。

 これまで英海軍はトライデントの水中発射訓練を5回しかやっていない。2000年に初回を実施。2016の第5回目は、ミサイル補給基地がある米南部の沖で発射したが、大西洋方向へ飛ばずに米本土方向へ飛ぶという大失敗。
 1基2200万ドルするのでおいそれとは実行できない。

 1960年代、ポラリスSLBMの核弾頭に欠陥があって、過去の某期間、もし実戦で発射しても爆発しなかったであろうことが、判明したことがあった。

 次。
 月刊『BAN』2017-11月号の記事。
 CISTECジャーナル 2017-3月号の資料をもとにしたというp.58の表によると、2013-3-19にシリア政府軍はアレッポで地対地ロケット弾にサリンを詰めて発射。死者20人、負傷者124人。

 同じく2013-4-13にアレッポで、投射手段不明ながらサリンが使われ、死者1人、負傷者20人。

 2013-4-29にはシリア政府軍ヘリからサリン入りのキャニスターがアレッポに投下されたが、死者も負傷者もともに無し。

 2013-8-21にはダマスカスでシリア政府軍が地対地ロケットによりサリンを撒布し、負傷者1000人以上、死者は情報無し。

 2013-8-25にはダマスカスでシリア政府軍がカタパルトでサリンを投射し、負傷者5人。

 2015-2-15にダマスカスでシリア政府軍の投射手段不明のサリンによって負傷者8人。

 2017-4-4にイドリアでシリア政府軍が砲弾などにサリンを詰めて発射し、死者80人、負傷者350人以上。

 ※このうち死者と負傷者の比率がはっきりしているケースが貴重なデータである。ロケット弾や砲弾で投射されたサリンは、住民が予期していなかった場合は負傷4~6人につき、死者1名という高率の損害だが、住民が予期していた場合には、負傷20人につき死者1名に軽減するということがわかる。ヘリから投下する方法も奇襲性が弱く、死者の比率が低くなってしまう。

 ※北朝鮮は毒ガスロケット弾の発射訓練を国内で実施することによっても、平昌五輪を流会にしてやることができるだろう。

月刊『Voice』を見よ。――如何にして余は「核武装論者」を廃業なせし哉[か]?――。大論文だよ!

 ストラテジーペイジの2017-11-9記事。
 スーダン大統領バシールと、南スーダン大統領キールは2日間会談して国境問題を解決。
 また、互いの反政府組織を後援しないという過去の同意を再確認した。

 南スーダンは、スーダン国内のパイプラインを使って原油を輸出する。パイプラインの使用料として320万ドルを払う。ただしそのうち262万ドルは原油の現物で。これは、外貨が足らないため。

 ただし、スーダンから南スーダンへの武器弾薬の闇ルートでの流入が根絶されなければ、この取引もチャラになる。

 南スーダンの財政はほぼ100%原油輸出頼み。ただし陸封国が原油を現金化するのは、楽じゃない。

 南スーダン大統領のサルヴァー・キールはディンカ族である。
 最大の国内ゲリラSOLM-IOの首領リエク・マシャールはヌエル族である。
 この2部族はもともと不仲であった。

 マシャールは前の副大統領で、ゲリラ連合組織のSPLM-IOを率いていたが、2015に政府工作により組織が分裂し、2016に南アフリカへ逃亡を余儀なくされた。いらいずっと、プレトリア郊外で軟禁状態である。

 キールは腐敗人物であり、てめえの利益しか考えておらず、ディンカ族内からも浮いている。

 マシャールもSOLM-IOを完全掌握はしてはおらず、組織内には有力ライバルが……。だから南スーダンに戻れない。

 スーダンのバシールはダルフール虐殺を命じた戦争犯罪人として国際機関から正式起訴されている身なのだが、中東イスラム諸国が強力にバシールを擁護して指一本触れさせていない。この調子だと国連は起訴を取り下げるだろう。バシールに言わせると外国からやってきたエイド達こそが難民寄生虫稼業の屑なのであり、難民の永久現状固定に私益を見出している搾取業に他ならないのである。

 コンゴ東部には、南スーダンの混乱から逃れた400人の難民がいる。

 11-7時点で200人の南スーダン政府軍兵士を率いた12人ほどのディンカ族将校が逃亡してSPLM-IOに寝返り忠誠。彼らの言い分。給与が支払われておらず、昇進人事もえこひいきであると。

 11-6にスーダン大統領は、首都ハルツームから100km南のゲズィラ州に非常事態宣言。カオスが蔓延中。

 11-5にスーダン政府発表。同国東部(南ダルフール)にて、武警団RSFは、密輸組織と銃撃戦の末、19トンのハシシュを押収した。RSFが得た内部情報によれば、ドラッグは南スーダンおよびエチオピア領から流入している。

 RSFとは何か。かつてアラブ系が黒人系を虐殺したダルフール事件で悪名をとどろかせたジャンジャウィード(アラブ系 且つ 政府寄り)が看板を変えたものである。ラピッド・サポート・フォーセス(即応支援部隊)の略。事実上、ジャンジャウィードに他ならない。
 しかし最近ではバシールの統率により、この武警団は「グッド・コップ」として機能し始めた。麻薬密輸組織を伏撃して戦果を挙げたのはその証拠。

 スーダンでは2013年頃からアラブ系の政府寄り武警団同士で武闘するようになった。というのは、原油産地の南スーダンに分離独立されてしまって政府資金が枯渇し、武警団への政府補助金もゼロになっちまって、シノギが苦しくなったので。

 2017-11-3、南スーダン政府は、前の参謀総長ポール・マロングの私兵を解散させようとして銃撃戦になり、失敗。マロング将軍はディンカ族だが、5月に部族贔屓人事が酷過ぎるとして馘にされ、自宅軟禁状態。その自宅は300人の私兵=ボディガードによって警固されているのだ。

 11-2、南スーダンのイェイ川州にて、国軍とSPLM-IOが、オムバチパヤン町の支配をめぐって交戦。同日、政府は国庫が破産していること、そのため将兵に給与を支払えなくなっていることを認めた。

 11-1、南スーダンの北リーシュ州の国連難民キャンプの周辺で、ゲリラと政府軍が交戦。ゲリラは難民キャンプを事実上の補給基地 兼 野戦病院として悪用している。負傷兵が出ると、ちゃっかり難民キャンプに運び込んで国連のカネで面倒を見て貰うのだ。政府軍はその運び込みを阻止しようとしてアクセス道路をすべて塞いでいる。そこをゲリラが突破しようとしたが、さらに負傷者が増えてしまったので、ジャングル内に撤退した。

 2017-10-25に南スーダン政府は命令布告。南部のジュべク州、イェイ川州、イマトン州、マリディ州、アマディ州の遊牧民たちは、家畜群を各州境を越えて遊牧させてはならぬと。これは家畜群が他州で農民の畑と作物を荒らすため。
 ※州境すなわち有力部族境界である。

 南スーダンでは高校生もアサルトライフルやRGPで武装している。先日は、ケニヤの高校生が気に喰わないというので、10-14にトポサ族の高校生が越境してケニアの高校を襲撃。教師1名、生徒6名を射殺した。トポサ族は遊牧民であるため、国内外のあらゆる部族から憎まれている。

ケーキ バイ ケース。

  Robert E. Kelly 記者による2017-11-7記事「The Implications of a North Korean Open-air Nuclear Test」。
        トランプは三代目の方から戦争を開始して事態を簡単にしてくれるよう、意図的に言葉のゲームでいざなっている。

 炎と怒りだの、北鮮の完全破壊だのの表現は、外交で使う必要が無いものだからだ。
 トランプは北鮮と外交する気なんてこれっぽっちもない。

 大気圏内核実験を最後にやらかしたのは中共で、1980のことだった。

 北鮮は1968に韓国大統領を暗殺しようとした。
  ※この記者は釜山大学勤務者だが、アウンサン廟爆破事件のことを書いていない。なんかヌケてるのである。
 2010には韓国哨戒艇を撃沈した。
 2017に大気圏内核実験をやってもおかしくはない。

 ※やるとしたなら場所は沿海州のロシアEEZギリギリだと思う。方法はもちろん、ノドン級のBMの弾頭部に搭載しての「実装・実射・実爆」だ。その海域なら、もし不発におわって水没しても米国の潜水艦が拾うことはできない。冬のうちなら風は陸から海へ吹くので、灰で迷惑するのは北日本の住民だけだ。ロシア住民は怒るが、ロシア政府は怒らない。北鮮のような秘密主義の共産国家が「核武装」を米国に認めてもらうためには、逆説的ながら、ミサイルに実装し、それを相当の射程で実射し、大気圏内で実爆させて、塵成分をアメリカさんに分析してもらうしかない。ソ連は1956年2月2日に、それをやった。開発に成功したばかりの乾式水爆を中距離弾道ミサイルに実装して発射し爆発させた。軽量水爆技術ではアメリカを一瞬追い抜いたんだという事実も立証した。その上で56年11月に「スエズから手を引かなければ水爆で英国を滅ぼす」と脅した。英国はその迫力に負けた。中共は文革たけなわの66年10月27日に「東風2」に原爆弾頭を搭載し、実射&実爆させた。これでアメリカもソ連も「中共が核ミサイルを持った」と信じるほかになくなった。それ以後、ソ連も米国も、中国を滅ぼす戦争を仕掛けることはできない次第である。

 北鮮が大気圏内核実験しても、米国が開戦の錦の御旗を得られるわけではないにしろ、ホワイトハウス内では非タカ派は沈黙するだろう。

 副大統領と、国連大使は、タカ派グループである。
 マティスは紛争を望んでいない。※そう見えるだけだ。マティスが大統領と一心同体でないわけがあろうか。マティスは大統領に先行して韓国へ飛び、大統領が日本に飛んだときにはフィンランドに居た。ロシア牽制のためだ。かたや、サウジはフーシ=ヒズボラが首都に向けてイラン製BMを発射したものだから、イランとの戦争に傾いている。イランもサウジも核武装努力を隠さなくなった。これに市場も反応しつつある。イスラエルはサウジが早く決心するよう工作しているはずだ。イランを滅ぼしたくてたまらないからだ。

 次。
  KIM GAMEL 記者による2017-11-7記事「Trump joins US, S. Korean troops for Taco Tuesday at Camp Humphreys」。
    トランプは、オサン空軍基地に着陸し、そこからヘリでキャンプハンフリーへ。

 キャンプハンフリーでは、文左衛門と、20人の韓国兵と、108人の米兵がトランプとともに昼食。
 メニューは基地の火曜日の決まりでメキシコ料理であった。タコス、ブリトー、その他。
 これはトランプの希望で、兵士が日常食べているものと同じものにしろというので。

 ただし集められた兵隊はハンフリーの勤務者以外も多い。トランプの隣に座った軍曹は、ヨンサン基地からかきあつめられた一人だ。

 108名は半島全域からまんべんなく集められた。
 一水兵は、釜山〔の西隣の鎮海軍港?〕からやってきた。

 次。
 ストラテジーペイジの2017-11-7記事。
 ロシアがインドを疑っている。インドは契約に違反して、米軍人に、こっそりと、ロシア製原潜を見学させているのではないか?

 この原潜はアクラII級の『ネルパ』。2010年から10年間の予定でインドにリースされている。
 露軍に就役したのが2009であった。インドは2008から乗員をロシアに送って訓練させていた。
 インドは『ネルパ』を『チャクラ』と改名。7000トン。乗員73名。
 インドは、リース1日あたり、ロシアに17万8000米ドルを支払っている。

 ところが、8月に、南部のヴィザグ海軍基地に向かう途中の狭水道で、どこかにぶつけて、ソナー・ドームに穴が開いてしまった。
 この故障箇所をインド側はロシア人技師に調べさせようとしていない。

 じつはリース契約では、同原潜に常時、ロシアの将校が1名常駐して、禁止事項破りを見張ることになっている。

 ※英文SNSに常駐するロシアのAIボットによる反日世論工作に気をつけろ。英国でそれは始まっているぞ。そして英政府は、こういう記事によって、露印間の離反を誘っているのではないか? AI戦争はこんな形でもう始まっている。

十年以上住んでいながらその存在を知らずにいた24時間OPENの函館健康センター・ゆとり湯。近杉 ワロタ。10点満点でした。

 ストラテジーペイジの2017-11-5記事。
   偽の軍人IDを売っていた犯罪組織を支那政府が一斉摘発。

 大佐相当の高位階級の軍人のフェイクIDだと、1枚が220万ドルで売れるのだという。

 低位の軍人IDだと売価はもっと安くなるが、偽造防止技工の上を行かないと無意味であるため原価が高く、最低でも数十万ドルだと。

 また、逮捕されると10年以上の懲役になるため、これもコストに反映される。

 中共内で利用できるインターネット上に、堂々と、模造品である軍隊/警察の制服や、警察の武器までもが、通販用に展示されている。

 軍人の側が腐敗しているからこそ、こうした商売も成り立つ。腐敗は、少しも廓清されていないのである。

 中共では、警察組織は、容疑者が軍人の場合には、及び腰になる。捜査をためらうのである。だから偽軍人IDや、偽軍用車両ナンバープレート、もしくは盗み出されたホンモノの軍用車両ナンバープレートが、犯罪組織にとっては黄門の印籠になる。

 軍用車両そのものを盗み出すグループ(もちろんインサイダーと結託)も現れるため、過去に数度、大々的な全国一斉検問摘発が実施されている。

 次。
 Sri Jegarajah 記者による2017-10-29記事「OPEC who?  US oil producers are moving into the Asian market」。

   インドは10月2日に、戦後初めて、米国産の原油を入荷した。1600万バレル。その前の6月に訪米したモディが要求して実現した。当面、インドにある3ヵ所の製油所が、これを買う。

 下地をつくったのは、オバマ大統領が2015-12に下した、国内産原油の輸出解禁政策。

 中東原油のベンチマークとなるブレント原油(プレミアム)の売値よりも、西テキサス原油のベンチマークであるWTIの方が、だいたい安い。
 より安い原油をアジアが欲するのはあたりまえである。

 2017-10前半において、ブレントとWTIの価格差はバレルあたり6ドルにもなった。これは過去2年で最大の開き。

 輸出される米国産原油のベンチマークは今のところ「マーズ(火星)原油」である。これとWTIの価格差もアジアからは注目される。

 シェール層から抽出される米国産原油だけでも、おそらく2022年までに、毎日300万バレルが生産されていることだろう。これは全アジア需要の三分の一にも相当する量。

 つまり世界の油価を決定する影響力は、今のサウジアラビアから、将来の米国が奪う。

 アジアは、需要する原油の半分を、非OPECから輸入することになるだろう。

 そこで大問題となるのが、輸出港のキャパシティだ。
 いま、メキシコ湾で、スーパータンカーが楽々と利用できる大水深の港は、「ルイジアナ・オフショア・オイル・ポート」ひとつがあるっきり。この港の機能を拡張する工事が必要なのだ。

ゆるぎなく ゆるぐない。

John R. Allen, Amir Husain 記者による2017-11-3記事「The Next Space Race Is Artificial Intelligence」。
   60年近く前、民主党上院院内総務のLBジョンソンは、〈宇宙レースに勝つ者が、地球人を独裁支配するか自由にするかをぜんぶ決めることになる〉と、議員たちに警告した。
 同じような大袈裟を9月にプーチンは学生相手のAI演説で語っている。

 しかしこんな演説を聴いて奮い立つ学生・生徒・小学生がどこにいる?

 奮い立たせたのはケネディの月演説だった。これで米国の科学力には若い才能がふんだんに供給されるようになったのだ。

 米国がAIで中共に負けたくないと思ったら、学生に夢を与えることだ。

 AI競争で中共をつきはなすにはどうしたらいいかって? 方法は簡単だ。米国でAI研究している外国籍の学生には、ばんばんグリーンカードを発給してやれ。それで連中はみんな、母国を捨てて米国の競争資源になるから。

 ※ヒューバート・ドレイファスが偉大な論争書『コンピュータには何ができないか』の初版を公刊したのが1972年である。最初から厚みがぜんぜん違いますよ。中共はアメドラの中に出てくるAIの模倣をしているだけ。

 次。
 ELIZABETH DWOSKIN AND HAMZA SHABAN 記者による2017-11-3記事「Deactivation of Trump's Twitter account raises new worries about security」。
   ツイッター社の内部の者が、ツイッターのユーザーのアカウントを乗っ取ったり、勝手に閉鎖することができるのではないかという疑いが、2017-11-3事件から浮上。

 「ロケットマン」発言もツイッター上でなされた。
 外国の政府機関はトランプのツイッターを真剣に分析している。
 つい言ったー……では済まされないのである。
 そのトランプのアカウントが乗っ取られたら、たった11分の間にも、いともかんたんに世界大戦が始まっちまうじゃないか?

 工作した社員が、北鮮への核攻撃について偽ツイートしたらどうなっていたか?

 次。
  Dr. M. Chris Mason 記者による2017-8-17記事「Lost in Translation」。
   デトロイトに生まれ育ったからといってそいつがカーメカニックとは限らない。戦場通訳も、そこらの村からテキトーに拾って来たってダメだ。

 アフガニスタンでは、街暮らしのダーリ語を話す若者がよく雇われていた。こいつらは街を出れば高いリスクがあると知っているから、対価もがっぽり要求する。
 しかしパシュトゥーン語への通訳力は僅かであった。ターザンが英語を話すレベルでしかないのだ。

 さらに、われわれの英語の内容も半分しか理解していない。そんな通訳に頼っていたのだ。

 もしイスラム教徒の軍隊が、キミのキリスト教コミュニティにやってきて、アメリカを嫌っている第三の外国からつれてきた通訳の四歳児レベルの英語を介して、いろんなことを頼んできたら、キミはそのイスラム軍隊にキミと家族の命を託する気になるのか?

 パシュトゥーン人の通訳は雇えない。米軍に雇われればそいつの家族が危ないからだ。
 通訳が若者だと、別な問題がある。パシュトゥーン社会では、若者は年上の人とはしゃべらない。長老と口を利けるのは中年以上の男に限られているのだ。

 米軍から通訳に雇われたタジクの都市暮らしの若者は、パシュトゥーンたちを山奥の超田舎の原始人だと思っており、リスペクトしながら話すなどということはとても不可能だ。

 イラクでは、シーア派の話を聞くときにスンニ派の通訳を連れて行くとか、その逆を、米軍はよくやらかしている。これでは最初からどんな成果も見込めない。

 文盲ばかりの社会では、口語が決定的に重要である。口語によってすべてが判断される。

 記者は若いときにこんなことを平和部隊で体験した。そこはアマゾン流域のエクアドルで、われわれはブロックとセメントで学校を建設し、かつその工事技法を現地村民に教えていたのだが、村民は、プロの職人には誰も質問をしようとしない。佐官工としてはアマチュア、しかも高卒のわたしのところにばかりやって来た。というのは、平和部隊の中でわたしだけが、片言のスペイン語が話せたからだ。現地語が話せないプロ職人は、現地人から見れば、冷たくてしかも愚かな人々と映るようであった。

 ※山口県に対宇宙レーダーが建設される運びとなった。これは南シナ海から北米大陸に向けて発射されるSLBMを早期警報するためのレーダー・チェインの一環でしょう。もちろん黄海から発射された場合でも、役に立つ。

白洲次郎はロンドンで「ヴィクトリー・ガーデン」も実見していた。だから疎開&自給をS15から開始できたのだ。

  Shawn Snow 記者の記事「Marine artillery barrage of Raqqa was so intense two howitzers burned out」。
    米海兵隊が、十五榴のM777を、ラッカ攻めで射ちまくりすぎて、2門の砲身がオシャカに。
 これは海軍作戦部長への報告書で判明した。

 しかし陸軍の大砲専門家は、どうしてそんなことになるのかと、首をかしげている。
 ※重い誘導砲弾、またはRAPを最大装薬で撃ちまくったのだろう。

 次。
  Richard Levine 記者による2017-11-3記事「Turning Point: The F-35 May Not Deliver」。
    WWIIのはじめの頃、米軍の航空部隊〔たぶんB-17爆撃機隊〕では、攻撃から帰投した味方機体に、敵AAによって損傷した部位が観察されると、そこには出撃前に防弾鈑を増着しておくべきではないかと考えたものだった。

 ところが、「おまえら阿呆かよ。それはちっとも科学的ではないぞ」と数学者のアブラハム・ウォルドが指摘した。

 ウォルドいわく。飛行機のある部位がドイツのAAでぶち壊されても帰投できたということは、その部位にはこれからも防禦の必要など無いということに他ならんのである。防弾しなくとも、安全だという証明がなされているのだから。
 帰投できなかった飛行機がどこをやられているのかを調査しなくてはダメじゃないかと。

 マクナマラが社長に就任する前のフォード社内には、五部門があった。フォード、〔創業者が息子の名前をつけた〕エドセル、マーキュリー、リンカン、コンチネンタルだ。

 マクナマラは就任すると、まずコンチネンタル部門をリンカン部門に統合し、さらにエドセルやマーキュリーもリンカンに統合してしまおうと考えた。

 マクナマラは業績不振のエドセル部門の広告予算を全額削除しようとも決意した。

 しかしマクナマラはすぐにケネディ政権の国防長官をひきうけて社長を辞したので、この大単純化改革案がフォード社内の重役会議を通ることはなかった。

 国防長官になって1ヵ月しないうちにマクナマラは空軍と海軍に命じた。別々に戦闘機を開発するな。ひとつでいい、と。これがF-111になる。

 ハロルド・ブラウンは、のちのカーター政権の国防長官になる男だが、1961-5から1965-10までの期間、国防省研究技術部の部長としてマクナマラに仕えた。

 マクナマラはF-111をGD社につくらせることにした。GD案だと共通性が多くなると彼は見て、そこを買った。空軍も海軍もボーイング社案を推していたが、そっちのは性能がいくら良かろうとも共通性で劣るからダメだというのがマクナマラの判断だった。

 マクナマラはこの決定について、空軍の参謀総長カーティス・ルメイにも、海軍作戦部長のジョージ・アンダーソンにも相談しなかった。

 じつはこの決定の背景はもっと政治的なものだった。ケネディは大統領になるとき、大票田のテキサス州(およびそこの政治ボスだったリンドン・ジョンソン=副大統領)に「借り」をつくってしまっていたのだ。1960選挙で。
 テキサスに工場があるGD社は、民航旅客機「コンヴェイヤ880」と「990」の開発費が嵩み、破綻寸前の窮地だった。
 マクナマラはケネディを忖度してボーイング案を斥けた次第だ。

 F-111にはもともと英国も一枚噛む計画だったが、アイルランド系のケネディと英政府の関係は非常に悪く、たびたびイヤガラセを受けたマクミラン内閣はF-111プロジェクトから離脱して独自の核攻撃機を開発。また米海軍も離脱した。「共通性」など何の意味もなくなった。

 米国は、「こっちで開発するスカイボルト核ミサイルを提供するから、英国が独自にブルースチールIIやブルーストリーク核ミサイルを開発するのはやめたらどうだ」とも持ちかけていた。英国は戦後の財政難からそれを呑んでいたのに、マクナマラが突然「スカイボルト開発も中止だ」と決めたものだから、英国はもう怒り心頭。

 ※マクなんとかというのはスコッチ系の姓なのでイングランドとは相性が悪い場合がある。マクナマラは東部エスタブリッシュメントではなく、ニクソンと同じく西部育ちなので、東海岸での立身には異常な執着があった。この記事は最後まで読む気がしなかったが、枕の部分がすばらしいのでご紹介。

「読書余論」 2017年11月25日配信号 の 内容予告

▼マイケル・ルイス著、中山宥tr.『マネー・ボール〔完全版〕』2013早川文庫
 ※メジャーリーグの「スカウト」「フロント」がいかに旧弊無能な連中であったかが暴露された本。なるほど「イチローの発見」も遅れたわけだ。高校生選手をドラフト指名するより大学生選手、さらには他球団の二軍選手をこっちの高給一軍選手とトレードした方がプロ野球団は強くなれる等、目からウロコのオンパレード。データ野球とはどんなものかに興味がある人はとりあえずこの1冊だ。過去30年でわたしはこれより面白いスポーツ・ノンフィクションは読んだ覚えが無い。

 球団の部内者とは全員、選手か、元選手なので、じぶんたちのことを客観的に評価などされたがらない。非主流の新理論推進者が、何度証明してみせても、また証明しないといけなくなる。
 ※同じことは世界中の古い軍隊にもあるので、この本は軍人も必読。

▼四手井綱英・他『斜面緑化』S57-12

▼上原敬二『應用樹木學』上巻S17-9、下巻S17-10
 ※戦前は広葉樹とは言わず濶葉樹と言ったらしい。

 「樹木を見ること仇敵の如く忽ちにして伐り盡す朝鮮人でさへも洞木だけはこれを保存する氣持になつた」。

 根廻しという技術は日本だけにある。外国では、特に貴重な果樹を移植するときにのみ Root Pruning という根の剪定を実施するが。

 一般に、実生樹は根が深い。挿し木樹は根が浅く、風で倒される。

 帝大、陸軍省、内務省は、合同で、S13年度に、家屋類焼実験をしてみた。隣家と5mの間隔があれば、輻射熱による延焼は免れられるとわかった。※支那事変の長期化が時代背景。

 火事現場で「纏」が用いられたのは、昭和14年が最後だった。

 火事からの復活が早いのは、イチョウ。大12の大震災からわずか10日で発芽し始めた。だから「復興の木」と称讃された。

 飛行機からは屋上よりもむしろ側壁が目立つ。だから防空植栽は、側壁を隠せ。

 飛行場は偽飛行場を演出することで敵機の爆撃照準を外せる。そのドイツでの実践例。

▼湯浅博『吉田茂の軍事顧問 辰巳栄一』文春文庫2013、原2011
 「浜田か鯖江か村松か」と士官学校で歌われた、代表的な田舎聯隊。

 東條はS18-9のラジオ演説で「帝都を離れる者はそれは非国民である」と言っていた。

 白洲は水道橋の家を引き払ってS15のうちに小田急沿線の鶴川村に5000坪を買い求め、耕作開始。おそるべき先見力。

 第一生命館の屋上には20mmAAMG×4門。ドイツから潜水艦で運ばれた最新火器だったという。
 地下1階は、耐ガス室とした。

 S24に陸軍長官ロイヤル声明。もしソ連が日本を攻撃したら、米軍は日本を防衛すると。そのさい日本も再武装すると。
 その直後のS24-3にマックは、英紙に対し「日本の役割は“太平洋のスイス”になることである」と答えた。日本を中立させたいと思っていたのだ。ワシントンの意向は全然無視。
 マックが気が変わったのは、朝鮮戦争ショックで。

 トルーマンは中間選挙前のS25-10-15にウェーク島に飛び、仁川に勝利したマックと会談した。マックは、中共の介入なんてないない……と言い切った。

 吉田ドクトリンという英語表現を流布させたのは、西原正だろう。
 永井陽之助が、S59に、それは保守本流の外交路線の総称だと。
 『現代と戦略』では、「吉田ドクトリンは永遠なり」とブチ上げ。
 菅直人は、この永井ゼミに所属していた。
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