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« 2019年04月 | メイン

草むしりをしようと思う翌日の予報が雨。

 David Grossman 記者による2019-5-16記事「Report: U.S. Police Are Abusing Facial Recognition Technology」。
     ジョージタウン大学法学部の「プライバシー&テクノロジー」センターの報告。
 米国各地で州警察や郡・市警察が、顔認識AIマシーンに、いいかげんに加工したデータを読み込ませて容疑者を捜査している。

 じつはAI顔認証は、入力する顔写真がぼやけていたり、きずのある写真だと、うまくいかない。担当捜査官としては、シャープな完全写真を入力したくなる。そこで、フォトショップ類似のソフトで加工することはよくあるという。

 甚だしいのは、担当捜査官が、自分が思い浮かべた、どことなく似ている役者・有名人の顔写真をグーグルからダウンロードし、それを容疑者のリアル写真の代わりに入力することも……。

 実例。俳優のウッディ・ハレルソンの顔写真が、犯人の類似顔として、捜査マシーンに入力されたことがあった。このケースでは、ニューヨーク市警は、リアルな犯人を逮捕することができたという。

 さらに、メリーランド、ヴァジニア、フロリダ、オレゴン、アリゾナ州内の警察署では、似顔絵(コンポジット・スケッチ)そのものを、AIマシーンに読み込ませている。

 だがロサンゼルス市警等では、似顔絵によるAIサーチは大概、失敗すると結論しているのだ。

 ※断片的な二次元写真から三次元の上半身像を合成してしまう技術もあるそうだ。となると未来の警察は、二次元写真ではなく、三次元ホログラムを参照しながら、容疑者を探すことになるのか。

中共は一本釣りした「モグラ」には、秘話アプリ入りのサムスン製スマホを渡す。

 Christian Seabaugh 記者による2019-5-17記事「How the Humvee Compares to the New Oshkosh JLTV」。

 ベトナム戦争中のM151ジープは71馬力、2300cc.、直列4気筒、4速マニュアルだった。

 HMMWVは、採用当初は150馬力、6200cc.、V8、3速オートマチックだった。

 最終版のHMMWVは、190馬力、6500cc.V8ターボディーゼル 4速オートマチックである。

 HMMWVを更新することになったオシュコシュ社製のJLTVは、エンジンはGMの6600cc. V8ターボディーゼル。

 HMMWVの要求仕様には、水深2.5フィートをスノーケルなしで渡渉し得ること、もあった。

 HMMWVのグラウンドクリアランスは16インチあるが、これにはポータル・アクスル〔タイヤのセンターではなく少し上に軸をはめ、タイヤ内部のもう一段のメカニカルギアによって駆動力を伝える〕が貢献していた。

 JLTVの要求仕様の多くは非公開だ。

 オシュコシュJLTVのサスペンションは完全独立懸架のダブルウィッシュボーン。高圧ガス入りのショックアブソバーは電動で調節が可能。

 ホイールトラベルは20インチある。
 サスペンションの高さを随意に変えられるので、JLTVにはポータル・アクスルは必要なくなった。

 サス高を最大に設定しておけば、JLTVは、シュノーケルキットなしで5フィートの水深を渡渉できる。

 ディフェレンシャルギアをロックしてしまい、全輪を等速でゆっくりまわしながら悪路を抜け出す技も可能。もし1~3輪が浮いても、それらがむやみに空転してトルクを消散したりしなくなる。この機能はHMMWVにもある。

 米陸軍と海兵隊による3年近い比較テストにより、オシュコシュ社製JLTVは故障して走れなくなるまでに平均7051マイル動けることがわかった。
 成績第2位は、装甲ハンビーで、2968マイルだった。
 第3位は、ロックマート製のJLTVで1271マイル。

 MRAPで得られた知見により、オシュコシュのJLTVはV字断面形を採用している。クルーはカプセル状のアーマーにより手厚く防護されている。

 JLTVは陸軍と海兵隊には2018秋から配備が開始されている。空軍その他が採用する予定はない。

自動車輸出税を取り立てて「メキシコ国境壁建設ファンド」に充てるともちかければ数量規制はかかるまい。

 Rod Nordland and Thomas Gibbons-Neff 記者による2019-5-15記事「Spies, Stealth and Threats: How Militants Infiltrated a Vital Army Base」。
        タリバンのゲリラがアフガニスタン政府軍基地に潜入する方法。下水搬出用の水槽車のタンクの中に潜んでゲートを通過。あまりに臭いので内部が仔細にチェックされることはない。そして基地内の無人倉庫内に隠れ住む。

 二重のフェンスで囲われている場所も、1つの梯子でどちらも乗り越えられてしまう。中間無人帯を見張るはずの監視塔の哨兵は、夜は舟を漕いでいる。
 大概は基地内部に中佐とか軍曹級の友人がいて、警備のどこに隙があるかを教えてくれる。

 ヘルムランド州にあるキャンプ・バスチョンは、もうタリバンに三回も基地内への侵入を許している。最近のは3月1日で、基地内の23人が殺された。米軍がかけつけてCASの掩護も受けつつ奪回したのが20時間後。すなわち米軍がいなかったらこの基地は乗っ取られていた。

 アフガン政府軍兵士は、タリバン・ゲリラの200倍も居るのに、自分たちでは始末ができない。

 キャンプバスチョンを襲ったゲリラは20名から30名と見られる。

 ゲリラはまず基地内のアフガン政府軍兵士を捕えて案内を強制し、基地の奧にある指揮センターをめざした。そこには米軍顧問が詰めているからである。
 3月1日にはほぼ同時に、40マイル離れたサンギン地区の米海兵隊基地、キャンプノライもゲリラに襲われた。こっちはすぐに海兵隊が撃退した。

 キャンプバスチョンの中にも米海兵隊の狭い居住区(約300人)があり、そこは、基地内でインサイダーアタックを受けても持ちこたえられるような要塞式縄張りになっている。赤外線カメラで、ゲリラの動きはよく見えたという。

 このゲリラ攻撃、米軍は、事前兆候の偵知に全く失敗していた。
 また、襲撃開始直後の数時間は、天候が悪く、CASを頼めなかった。

 キャンプバスチョンはそもそもWWII直後に英軍によって建設された。

 現在、基地の広さは12平方マイルもあり、3万人が起居し、アフガン人将兵に訓練を施し、アフガン西部方面での作戦の指揮所でもあり、長さ2マイルの滑走路×1からは連日600ソーティが送り出されている。

 2012-3に爆薬満載のSUVが外柵をブチ破って突入し、自爆。居合わせた米軍と英軍の将官たちは危ういところだった。その数分後、パネッタ国防長官が基地に飛行機で着陸したのだ。

 ついで2012-9、タリバンの挺進隊が鉄線鋏を使って潜入し、米海兵隊所属のAV-8Bハリアーを6機破壊。残りの2機も小破させ、ハリアーの1個飛行中隊を一夜にして全滅させた。

 飛行隊長のレイブル中佐も戦死。事後の調査で、2名の海兵隊将官が懈怠ありとされクビになった。

 米軍はこの基地を2014にアフガニスタン政府に引渡し、そのさいキャンプショラブと改名されている。

 2015に同基地司令官は馘になった。基地内に所在せぬ数千名のアフガン将兵の給与を政府に請求してネコババしていたので。

 どうしようもないのでまた米軍が戻ってきた。数百人の特殊部隊の教官たちと、300人の海兵隊である。

 2017年3月にはアフガン政府軍司令官のファキール将軍が逮捕された。糧食・弾薬費をネコババしていたことがバレた。

 のみならずこやつは暗視ゴーグルやレーザー照準器を闇市場に流していて、それをタリバンが買って夜間作戦能力を向上させていた。

 ファキールは現在、懲役5年に服しているところ。

 前の基地司令のアリシャンガイ大佐は優秀で、任期の4年間にゲリラ襲撃事件はひとつもなかった。
 その後任のサラジはなんと、軍曹である。軍曹なのに基地司令官。彼はアフガニスタン政府の高官たちと太いコネクションがあるために、抜擢してもらえたのだと。

 次。
 Kayla Kibbe記者による2019-5-16記事「Teens Are Buying Burner Phones to Dupe Their Parents」。
     バーナー・フォン(burner phone)は、米国の女子高校生が簡単に買えるプリペイド携帯電話である。
 たとえば夜8時以降は子供にスマホを使わせないという親は米国にも多い。その約束を破ればスマホを何日か取り上げてしまう。そうなると高校生の娘はどうするか。学校に行けば、バーナー・フォンを売ってくれる友達がいるのだ。
 ロッカーの中に「商品」を在庫させて、いつでも注文に応じられる「売人」生徒が、ほぼすべての高校に存在するのだ。

 ※この記事は『WSJ』記事の要約らしいが、今WSJはフリーアクセス閲読はできないので、ネットでバーナー・フォンについて調べてみた。バーンとは、プリペイドフォンを(通話記録を訴追証拠とされない用心として)1週間ぐらいで捨てる、その行為のことを言う。よって「バーン・フォン」でも通じる。もともと米国の麻薬ディーラーがこうしたプリペイドフォンの使い方をよくしていた。しかるに加州のベンチャー「Ad Hog Labs」社は2012~2013年、iOSやアンドロイドのアプリとして、「バーナー・フォン」というアプリを一般人向けに発売開始したのだ。これを購入すれば、北米内であれば、本来所持している自分のスマホとは別に、使い捨ての(誰も知らない任意の新規番号の)携帯電話機が使えるようになる。イメージファイルも送受できるし、合成音声メッセージもやりとりできる。そんなところが犯罪者にも愛される由縁か。ただしメーカーでは、正規の令状があれば警察に通話記録は開示すると標榜している。……面白過ぎるので是非月刊『BAN』で特集して欲しい。今米国で起きていることなら数年後に日本で起きるだろう。

 次。
 ストラテジーペイジの2019-5-16記事。
    ベトナムでの対米交渉が無成果に終わったと分かったとたんに、海外で複数の北鮮高官が亡命をしたらしい。詳細は今のところ秘密が保たれている。

 3月以降、満洲駐在の北鮮公安幹部7人が亡命。

 最初に3人が逃亡。
 それを捕殺するためのチームが送り込まれたので、ビビった残りが逃亡。
 いずれも海外での金儲け事業を担当していた連中で、それなりに私腹を肥やしていたのだ。

 北鮮政府は現在、1982年いらいの少雨だと公表している。
 これが意味することは、旱魃、飢饉だけではない。
 水力発電所が機能しなくなるということなのだ。今年の北鮮は、今まで以上に真っ暗な夏を迎えるはずだ。

 すでに北鮮内の一部地域では、1日にたった1時間しか、電力が送られて来なくなった。

 ガソリンの小売り価格は、1ガロンあたり30ドルを越えているようである。 ※おぼつかないが、リッター725円以上ってこと?

 電力が得られず、燃料も高いということは、石炭の掘り出しが不可能ということ。したがって外貨も得られない。

 ※対北鮮戦争では「ダム破壊」がいちばん有効だということか。そうとわかったら、ダム破壊専用の巡航ミサイルも開発しておいた方がいいだろう。渇水期を狙えば人道法にも違反しない。

 この4月に、北鮮軍の兵営で新兵150人が食中毒。市場に出せないような汚染された素材が糧食として軍営内で供されていた。

 5月14日、ソウル上空を米軍のRC-135が飛行。

 北鮮の1万7000トンの貨物船はサモア沖の公海上で拿捕された。サモアの一部は米領である。
 米国の解釈ではこの公海上の拿捕は合法なのだという。
 北鮮では、臨検・摘発はされても拿捕まではされまいと高をくくっていた。だから太平洋のどまんなかを航海させていたのだ。

 平壌で4-30に贅沢品百貨店が新規オープン。内部は自由撮影できる。すなわち、国連制裁なんて効いてないよという宣伝。

 4-13にイスラエル空軍は、シリア西部ハマ州の、イラン製ミサイル貯蔵庫を爆撃した。
 噂によればこの施設はただの倉庫ではない。北鮮人とロシア人がイラン人と共にそこで核兵器システムのリサーチをしているのだという。
 爆撃で北鮮人技師も死亡した可能性がある。

 ※兵頭が『日本の武器で滅びる中華人民共和国』で「S520」ベースの対艦弾道弾(ソリッド弾頭)をこしらえろと主張したのが、2017-1下旬。前後して雑誌にも寄稿した。韓国はそれに反応してたちどころに「パーシングII」もどきの「玄武2C」を実験しているのだから、スピード感が中共並になってきた。

エゾにカモシカなかりしか。

 Greta Nabbs-Keller 記者による2019-5-15記事「Indonesia-Vietnam Maritime Clash a Sign of Rising Indo-Pacific Tensions」。
       インドネシア領ナトゥナ諸島の近海で、4-27に、ベトナムの漁業監視船とインドネシア海軍艦艇がラミング。両国間はヒートアップしている。

 このラミングはインドネシア側により撮影されていた。

 ベトナム漁船を拿捕しようとしたインドネシアの『KRI Tjiptadi』の左舷にベトナムの漁業監視船が意図的に衝突して拿捕を妨害した。

 インドネシア政府により4-4に爆破された拿捕漁船のほとんどはベトナム船であった。

 インドネシア海軍は、ナトゥナ諸島近海には、対艦ミサイル搭載の高速コルヴェットを展開してEEZ内の不法操業漁船を拿捕している。たとえば『KRI Bonjol』。

 米海軍作戦部長のジョン・リチャードソンは、シナ海軍軍令部長に1月に警告している。ペンタゴンは、シナ海警・海上民兵を、すべて、シナ海軍軍艦並として扱うと。

 これと同じスタンダードをインドネシア海軍が採用したらどうなるか? 南シナ海で、インドネシアvs中共の戦争勃発じゃぁぁぁぁ!

 次。
 20195-15記事「A tiny four-winged robotic insect flies more like the real thing」。
     なぜ昆虫は2枚翅ではなく4枚翅なのか?
 それには理由があるはずだ。
 ピッチ、ロール、ヨーを即座に調節しながら飛行する方向を絶妙に制御するのに、それがふさわしいからである。

 もともと昆虫を機械でコピーすることは途方もない難事業である。
 「ロボビー」は2枚翅を羽ばたかせて飛ぶスタイルでは世界最小の飛行ロボットだが、それを可能にしたのは、機械の筋肉となる超軽量なアクチュエーターの開発であった。

 研究者の当初もくろみでは、2枚翅で飛行姿勢をコントロールし得るはずだった。が、ヨーイングがどうしても抑えられなかった。

 昆虫サイズの羽ばたき飛行機は、4枚翅にするしかないのだと、やっと研究者は認識した。

 翅1つにつき、アクチュエーターは1個必要である。

 南カリフォルニア大のシナ系学生たちは、アクチュエーターの重さを半減することに成功した。それで、スパン33mmの翅×4を駆動させてみた。

 こうしてできあがったのが最新の「ビープラス」である。

 何かの先端にとまること、地面におりること、ルートにしたがって飛ぶこと、障礙物を避けること、すべて、4枚翅ならば容易であることが分かった。

 2013年にロボビー用に開発したアクチュエーターは75ミリグラムあった。駆動原理は、ピエゾである。

 現在、アクチュエーター4個で56ミリグラムまで軽量化するところまで漕ぎ付けている。
 これを組み込んだビープラスは全重が95ミリグラムで、まだ昆虫としてはデカすぎる。
 マルハナバチの体重が10ミリグラムなのだから。

 ※4年前に定植したカマツカにやっと花芽がついた。しかし1本だけでは、不稔だろうな……。

ボルトンに尻を叩かれてもイラン方面へは12万まで。これは北京とソウルにとってはBADニューズだ。

 Eric Schmitt and Julian E. Barnes 記者による2019-5-13記事「White House Reviews Military Plans Against Iran, in Echoes of Iraq War」。
     トランプ政権の安全保障関係補佐官たちを前にパトリック・シャナハンは5-9に、対イラン戦争プランの最新バージョンを説明した。骨子は、イランが中東の米軍を攻撃するか、核武装に王手をかけたら、兵員12万人を送るというもの。

 国防総省に、対イラン戦争プランのエスカレートを要求していたのは、ジョン・ボルトンである。今回、DoDがそれに応えた。

 12万人は、地上侵攻部隊ではない。イランとの地上戦に12万人では少なすぎるので、それはない。

 ボルトンはG・W・ブッシュ政権時代にも対イランの強硬政策を説いていた。が、ブッシュはイランとの対決推進を選ばなかった。

 シリア~アフガンから米兵は撤収させると標榜し、且つ実行してきたトランプが、またも中東に大量の米兵を戻すような指導をするかどうかは、甚だ疑問である。

 ブリーフィングを受けたのは6人以上の国防関係スタッフ。
 12万人というのは2003年にイラクに攻め込んだときの米軍の規模に近い。

 ブリーフィングを受けた面子には、ボルトン、ダンフォード統合参謀本部議長、ジーナ・ハスペルCIA長官、国家情報局長ダン・コーツが含まれている。

 ※トランプはこの『NYT』報道がフェイクだとしつつ、イランと対決するときは12万人ではなくもっと多数の兵隊を送ると吹かしている。

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 Aaron Kliegman 記者による2019-5-12記事「China’s Great Nuclear Wall」。
   中共外交部のスポークスマンは5-13、米露から促されている、「三カ国間核軍備制限」の話し合いには加わらぬ意向を宣言した。

 ※まず米国版INFとロシア版INFで中共国境をぐるりと取り囲んだあとでなくては、核管理交渉の場に出てくるわけがない。これは元祖INF交渉のときも同じだ。

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 Allison Curley 記者による2019-5-11記事「What Is CBD Oil and What Is It Being Used for?」。
      カンナビディオル、略してCBDは、カンナビス(大麻)由来のマリワナの一成分である。
 この成分は、人をハイにするとは限らない。
 この成分により、微量のTHC(3水化カナビノル)を含有する薬用オイルが製造できる。

 その薬を、子供を含む神経系疾病患者に投与しても、有害副作用は理論的には無いという。

 すでに、一部のシャンプーや、家庭用洗剤等の中には、THCが混ぜられているという。

 CBDオイルが癲癇発作を23%抑制するという学術データがある。
 特に「ドラヴェット症候群」には著効を示すという。

 機序は解明されていない。研究者が少ないのだ。

 米国の17の州が、CBDに関した州法を定めている。

 ※ケミカルな麻薬の時代は過ぎつつあって、これから人々を驚かすのはイレクトリカルな麻薬だろうという話を『AI戦争論』に書いてありますので、ご興味ある方はご購読してみてください。

 次。
 ストラテジーペイジの2019-5-14記事。
    英BAE社は、AFVの乗員が全周車外視野をビデオを通じて得るためには、その解像度は「1920×1200」以上でなくてはならないと考えている。

 BAE社の新製品(AFVに後付けできる車外監視システム)は、暗視ビデオだけではない。音響情報まで解析してくれる。どの方角から射撃されたか、教えてくれるのだ。

 ※だいぶ前だが、徳富太三郎さんにじかにインタビューしたメモのうち、九八直協とその系列に関した部分のみ、再録しておく(全文は読書余論かどこかに含まれている筈)。とにかくスーパーツカノは現代の直協/襲撃機です。
 操縦は、いきなり直協偵で習った。最初は福島県の原ノ町。1ヵ月で満洲へ出た。
 高粱畑の畝はまっすぐ長い。だからその方向であれば、高粱畑で離発着ができた。
 操縦コースは750人。
 軽爆のコースの中に、単発襲撃機のコースがある。すなわち九九襲。
 これに指名された30人の中に含まれていた。もう特攻だと覚悟した。つまり満洲から南方へ抽出されて、そこで死ぬのだと。昭和20年のこと。
 満洲で初めて99襲に乗った感じ。とにかく安定が良い。
 九九高練は翼端失速する。
 それに比して、九九襲は、機体姿勢はそのままで高度が下がる。
 低空性能はすばらしい。高圧線の下くぐりなどはあたりまえ。民家の瓦を蹴ったなどと自慢し合っていた。(スーパーツカノは引込み脚なのでこれは無理。)
 跳飛爆撃も訓練した。

やっと「ズミ」が開花した。

 大苗を定植してから5年以上になるのではないか。初開花。
 数年前に積雪でほとんど折れた枝先にのみ、開花していた。これは根を切られると花付きがよくなるという現象の「枝」版だろうか? 不思議なことだ。

 次。
 Fabian Hinz 記者による2019-5-13記事「Missiles on Ships. Making Sense of Iran's Moves in the Gulf」。
      5月8日にCNNは、イランが短距離弾道弾を船舶に搭載したと報じた。その船の上から発射するのか、それともどこかへ海送するだけなのかは不明だ。

 だが水上艦船から弾道ミサイルを発射することは非合理的ではない。インド海軍は「プリトゥヴィ3」弾道ミサイルを水上艦に搭載している〔レンジ300km~600km。弾頭重量500kg~1トンなので、300kgしかないといわれるインドの20キロトン級核弾頭を搭載するとレンジは350km以上に延びる〕。

 また、韓国は、「玄武2C」〔公称射程800kmだが1000km弱である可能性が高い。つまり陸地から発射して北京にも東京にも届く〕を民間の貨物船上から発射するテストを成功させている。
 ※ネットで調べると2017-8-29に韓国新聞が報じている。ユーチューブにはその模様のビデオあり。またこのミサイルについては既に2017年6月には「船上からも発射できる」ことが盛んに宣伝されていただけでなく、「パーシング2」とそっくりであること(玄武2Bのイスカンデル模倣とは別路線)、のみならず韓国政府は2014から3年がかりで「対艦弾道弾」を開発する計画を始動させていたことなどが論じられていた。固定目標に対するCEPは30m以下だと。横須賀には『いずも』なんか置いていられなくなるわけだ。なお陸上発射用のTELは、「2B」用は8×8、「2C」用は10×10だという。

 とはいえ米軍の見解では、水上艦から弾道弾を運用するには多数回の実験が必要であって、それは西側の目から隠すことはできない。つまりイランにその意図があったとしても、実験を一度もしていない現段階では、それをうまく運用するのは無理だろう。

 『WP』紙によると、イランが弾道ミサイルを搭載した船は、伝統的木造船の「ダウ」だという。

 次。
 Justin Rohrlich 記者による2019-5-12記事「The Russian army is getting “silent” mortars」。
     TASSによると、ロシアの特殊部隊用に、音の出ない82ミリ迫撃砲が配備された。メーカーは、本業の戦車が不振な UralVagonZavod 社。国有企業である。

 仕組みは、火薬でピストンを前進させ、その運動エネルギーによって砲弾を1km強、投射する。砲口からは少量のガスしか漏れないのでサイレントなわけだ。

 宣伝とは裏腹に、こいつは、無音ではない。カラシニコフ小銃よりは静かだという程度。

 メーカーによると、毎分15発、連射できる。

 これを使えば、露兵に謎の軍服を着せて隣国を静かに侵略するときに、小銃は用いられているが重火器は用いられていない、あたかも自生的な武装組織による内乱であるかのように、みせかけることができる。

 ただし、そもそも軽迫撃砲の発射音は、榴弾砲の発射音と比べたら非常に小さい。それをなぜことさらに抑制する必要があるのか、射程や発射速度を犠牲にするメリットがあるのか、そこがイマイチよくわからない。

 ※都市ゲリラ用なのかもしれない。室内から発射しても目立たなくなるだろう。ブラストで近くの窓ガラスが割れたり揺れたりしないので、まさかそこから迫撃砲が射ち続けられているとは、相手は気づかないかも。

 次。
 Antonio Regalado 記者による2019-5-13記事「Genetic engineers want to make bio-pot, for fun and health, but their venture could backfire if they help create a public health menace」。
      一部の国・地域で合法化されている大麻の栽培には、大量の水、空間、そして電力が必要である。しかしバイオテクノロジーを使うと、大麻由来物質の類似物を、もっと安価に製造できる可能性がある。

 名付けて「カンナビノイド」。

 げんざいカナダでは成人の5%が大麻由来物質を喫煙しているという。同国は2018-10に大麻販売を合法化した。

 複数のベンチャー企業が、大麻の遺伝子を、バクテリアや、ヘドロ状の藻類、大桶で培養するイースト菌などに埋め込むテストを開始している。

 今年の『ネイチャー』誌にはその成果のひとつが報告されている。

 将来、安価に大量生産される大麻由来物質が、ソフトドリンクや菓子の中に混ぜられるという時代が来るかもしれないのだ。

 次。
 ストラテジーペイジの2019-5-13記事。
    2017年に訓練中の露軍のミグ31が、味方のミグ31を空対空ミサイル(レーダー誘導)で誤射して撃墜してしまった話。

 場所はシベリアの訓練空域。
 撃墜する標的は、ドローンターゲットのはずだった。

 2機ペアで訓練開始。1機はウイングマンである。
 まずリーダー機がR-33ミサイルでドローンを撃墜……するはずだった。

 ところが、ウイングマンであるはずのもう1機のミグ31が、リーダー機とドローンの中間空域に進出していたため、リーダー機のFCSはそっちの方にロックオンしてしまったようだ。ミグ31は複座の迎撃機で、レーダー類の操作は後席のナビゲーターが行なう。こいつがぼんやりしていたようだ。

 通例、ミサイル発射は、地上管制官の助言にしたがってなされるが、リーダー機はそれを待たなかったようである。

 発射権をもっている前席の操縦者も、ダブルチェックをすることなく、R-33を放った。

 不幸中の幸い。このR-33はウイングマン機の近くで爆発したものの、そのミグ31はバラバラにはならなかった。

 乗員2名はベイルアウトし、命は助かったのである。

 2018年の前半、ユタ州の射爆場から2.5km地点を夜間、SUVで走っていた2人の兵隊。とつぜん20ミリ機関砲弾が70発降ってきて、車体に6発が命中。
 あわてて道路外に飛び出して急停車し、2人は車外へ転げ出た。どちらも死なずに済んだ。

 射撃を加えたF-16パイロットは飛行時間800時間のベテランだったが、その機体には高額な「スナイパー」ポッドがついておらず、安物のナイトゴーグルによる訓練であった。

 ウイングマンのF-16にはスナイパー・アドヴァンスト・ターゲティングポッドがついており、それによって正しい標的がイルミネイトされていたのであったが、なにしろ機銃掃射できるくらいの低空におりてしまうと、F-16パイロットは地形と高度計に全神経を集中させていなければならず、それで事故が起きる。※だからF-16はCASを嫌がるのか。

 暗視ゴーグルも、低空を飛ぶ高速機のパイロットにとっては不便きわまりないもので、イラクで機銃掃射しようとして地面に衝突したF-16が1機ある。

 次。
 J.D. Gallop 記者による2018-5-12記事「U.S. Navy test of unarmed Trident missile off Cape Canaveral deemed successful as North Korea carries out tests of its own」。
     米海軍はケープカナヴェラル沖から、真弾頭のついていないトライデント2D5を1発試射し、成功させた。5月9日に、オハイオ級SSBNである『USS ロード・アイランド』が実施した。

 同じ日に北鮮も短距離弾道ミサイルを発射した。

 また同じ日には米空軍もミニットマン3を加州ヴァンデンバーグ基地からテスト発射している。

 ※三代目がミサイル試射を再開させたのは、そうしないと弾道弾開発部局の者共が金王朝に反抗をし始めるので、権力の危機を感じたからだろう。三代目の独裁権力基盤はすこぶる微妙なものだと露呈した。いずれにしても北鮮がいつか対日ミサイル攻撃するなどというのは体制の自殺行為以外の何物でもないので読者はいっさい心配をしなくていい。懸念すべきは一に中共の核、二に韓国のミサイルである。詳しくは話題沸騰の新刊『日韓戦争を自衛隊はどう戦うか』でお確かめいただこう。

習近平の逆転打開策は、メキシコ国境の「壁」建設を只で請け負うとトランプにもちかけることだ。

 David Grossman 記者による2019-5-10記事「Some Fish Can See in Color at 5,000 Feet Below Sea Level」。
     深度650m~5000mの海中には日光はほぼ届かず、動物の眼は色盲だと信じられてきた。ところが、深海でもカラーを識別する機能が、深海生物には備わっていたことが判明した。

 深海魚(脊椎動物)101匹の網膜を調べたところ、複数の深海魚は桿状体の視タンパク質(の遺伝子)をたくさん持っていた。桿状体は色覚のセンサーである。色覚が無いならそんなものは無用である。

 人間は視タンパク質を4種類しか持っていないが、ある深海魚は38種の視タンパク質遺伝子を抱えていた。

 発光する深海生物がいる以上、色覚も重要なのだろう。

 次。
 David Grossman 記者による2019-5-8記事「We Might Finally Be Able to Safely Drink Salt Water」。
      海水から淡水を取り出すと、副生物として塩性溶液の「鹹水」ができてしまう。これは環境によくなかった。

 鹹水は、キムチやザウアクラウトの発酵などに使われることもあるけれども、食塩とは違って相当の毒。
 工業的に得られる鹹水は海水の10倍も塩分濃度が高く、もしも陸上に投棄すると、その土地が不毛になってしまう。

 こんな厄介な鹹水が、世界の海水真水化プラントから、毎日、1420億リッターも、排出され続けている。

 鹹水の処理問題には、かつて、アラン・チューリングも挑んだことがあった。それほど、昔からの課題なのだ。

 このたびコロムビア大のチーム〔主任はインド系の名前〕が、新発明。
 新機軸は、逆浸透膜や蒸留によらず、溶媒を使うこと。
 海水の7倍の濃度の鹹水を、脱塩化できるという。

 新溶媒法は、蒸留法のような高温熱源を要しない。摂氏70度以下の反応である。
 薄膜も使わない。にもかかわらず、鹹水中の98.4%の塩分を除去できるという。

 次。
 Joe Pappalardo 記者による2019-5-7記事「Why We Need a New Black Box」。
   俗にブラックボックスと呼ばれるフライトレコーダー。
 色は黒ではなくオレンジ。形状も箱状ではない。
 フライトレコーダーが最初に装着された民航機は、1953年のデハヴィランド・コメットであった。

 2015年に欧州航空安全委員会が決めたこと。2021年までに新世代のブラックボックスを搭載しなさい、と。

 離陸重量27トン以上の航空機は、直近25時間のコクピット内の交話を記録しておかなくてはならず、そのフライトレコーダーは墜落後に機能する発信機も内蔵すべし。

 記録方式は磁気テープではダメ。チップ式とせよ。
 この新規則は、すでに2019-1から適用されている。

 FAAの規則はこれよりもユルい。チップ式記録を求めている点は同様だが、記録時間は2時間分までで可いとしている。

 L3社の新レコーダー。海中で90日間、音響ビーコンを発し続ける。

 カナダの会社がエアバスA350用につくったフライトレコーダーは、海中に墜落すると、そのレコーダーだけが浮上して、2つの周波数で無線ビーコンを発信するという。

全ひま人が知りたがっている。『はしだて』は何処に在りや?

 海自の広報はなっとらんぞ! 西埠頭から空しく引き返すマイカーを何台も見たぞ。現場には一人の制服も居らぬ。漁港のどんづまりまで人々に無駄足させた上に、ノー挨拶とはさすがじゃないか。「不精に亘る勿かりしか」? ニホンカモシカ名借り鹿。

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 Richard Sisk 記者による2019-5-10記事「Major Problems Persist With JLTV, Zumwalt Destroyer, GAO Finds」。
       F-35のパイロット用ヘルメットに夜間ディスプレイされる緑色が、パイロットの視力を幻惑し、夜間の母艦着艦にさしつかえるという問題。米海軍は2019にこのディスプレイを別物に更新しようとしている。

 ※殉職したF-35のパイロットが装着していたヘルメットはどうしても回収する必要がありそうだな。

 ズムウォルト級駆逐艦の主砲から撃ち出す155ミリ砲弾は、1発80万ドルもする。

 2018-1に米海軍は、ズムウォルトを対地攻撃任務艦ではなく、対艦攻撃任務艦に変更することを決めた。そのためにシステムの変更が必要。その予算としては10億ドルを見込む。

 ※米海軍すら南シナ海での水上作戦を諦めつつあるというのに、日本のへっぽこ空母がそんなところに出張して対支作戦に加われるわけがないだろ? ここでひとつ忠告しておく。若いやつが自衛隊に入る動機は、カネだけじゃない。じぶんが直接に国防難題の解決に貢献したいという野心だってあるのだ。中共海軍や韓国海軍と実戦できるというならすぐに艦隊勤務に志願する若者は大勢居るよ。しかし、入隊しても政府に実戦の心構えがなくて余計な3K3D業務ばかりが続くのだなぁと気づかされたら、他に撰ぶ路があるだろうさ。《陸自の軽空軍化》は、この根本問題を解決するのです。

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  Brian Everstine 記者による2019-5-10記事「USAF to Award Light Attack Contract This Fall」。
     シエラネヴァダ社でライセンス生産しているA-29スーパーツカノが、米空軍の「ライトアタック」機として選定される公算が高まってきた。
 公式発表されたその理由。米空軍の要求を満たすために、予期せぬ遅延が発生する懸念が少ない。

 ※ライバルのテクストロン社は、これからロビイスト総動員で大反撃を見せることだろう。

 ※スーパーツカノの唯一の解説本である Joao Paulo Zeitoun Moralez 氏著の『EMB-314 SUPER TUCANO』(2018) に記載されている主情報要素は、すべて、拙著『日韓戦争を自衛隊はどう戦うか』の中に採り込んであります。英文を読むのが面倒くさいという方は、こちらをご購読になれば労力は省ける筈。世の中すべて分業じゃ! そして、知れば知るほど、面白すぎるで!

さるかに合戦の臼さん、一言おねがいしゃす。

 Ryan Pickrell 記者による記事「The US has a secret knife missile that kills terrorists without harming civilians」。
    『WSJ』の2019-5-2のすっぱぬき。雪の結晶型6枚ブレードの非爆発性キネティック弾頭をヘルファイアにとりつけた「R9X」という対ゲリラ専用兵装が2011年から開発されており、今年1月には戦果を挙げていると。たとえばSUVの天井を突き破って助手席の頭目だけ殺し、ドライバーは殺さない。ミサイルナイフ。

 6枚のブレードは着弾の直前に開傘する。
 シェフ用の鋭利な波刃のナイフのことを「ギンスー」と呼ぶが、それが人間の上に落ちかかってくるようなものだという。

 ※ヘルファイアは自重50kgある。その推進薬の燃えた残りの重量が、大落角で頭上に落ちてくるのだから、もうそれだけで石臼攻撃にも匹敵する。

 このミサイル、すでにリビア、イラク、シリア、ソマリア、イエメンで使用された。駆逐艦『コール』を2000年に爆破した首謀者のジャマル・アルバダウィも、このナイフミサイルによって2019-1に始末されたという。

 ※こうなると、次に登場する対テロリスト用兵器は、ドローンのブレードを特別に強化した「空飛ぶ丸鋸」や、「ロケット青龍刀」かもしれない。何を言いたいかというと、リモートで個人識別する技法に完全はありえないので、殺傷手段がプリサイスになればなるほど、「誤殺」をやらかしちまったときの個人的トラウマと社会的バックファイアはでかいぜ、ってこと。爆発物なら相手も許容できる誤差が、刃物になったら、誰も許容できなくなるんだ。それが分からないのか? ムク金属のソリッド弾頭や「砂鉄充填弾頭」なら、古くからあるコンセプトなので、宣伝してもよかった。今回、わざわざ「フライング・ギンスー」などという中二病のネーミングを与えてよろこんでいるペンタゴン内の阿呆どもは、レーガン時代の「ニュートロンボム」の宣伝大失態から、何の教訓も学んでいないようだ。

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 Darwin McDanielon 記者による2019-5-10記事「Rolls-Royce to Launch Hybrid Power System for Military Laser Weapons」。
   ロールズロイス社傘下の事業部「リバティワークス」は、これまで10年近く開発を続けてきた100キロワット級レーザー兵器の試作型を公表した。
 これから実験を繰り返す予定。

 ヘリコプター用エンジンの「M250」の改造品が300キロワットの電力を生み出す。
 それを蓄電池といっしょに車載する。

 ロールズロイスはロックマートのレーザー砲と組み合わせることを考えている。
 ロックマートは陸軍用の100キロワット・レーザー砲の開発で、レイセオン社と競っているところだ。

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 Ben Sampson 記者による2019-3-16記事「Rolls-Royce tests hybrid aero propulsion system」。
  上記の「M250」について説明しよう。このガスタービンエンジンはこれまでに世界の170機種に搭載されてきたものだが、ロールズロイス社はこのたび、こいつを「ハイブリッド」化したのだ。つまり、蓄電池と一体のシステムにした。
 独自開発のパワーマネジメントシステムによりエンジンとバッテリーのシリーズ・ハイブリッドにも、パラレル・ハイブリッドにも、ターボ発電&電動モーター直結方式にもできる。

 このような柔軟な方式にすることで、500キロワットから1メガワットの出力の取り出しをできるようにし、たとえば2トンの機体を垂直離陸させて1600km飛行させるほどの動力源にできる。飛行機は、いままでより静かで、比較的にクリーンになる。そのコンセプトは2018ファンバラで公開されていた。

 シリーズ・ハイブリッドでは、ガスタービンで発電して蓄電池に給電。その蓄電池からの出力で電動モーターが回る。ガスタービンのトルクはシャフトには伝えない。

 パラレル・ハイブリッドでは、ガスタービンからのトルクがメカニカルにシャフトへ伝えられると同時に、電気モーターからのトルクも同じシャフトに伝えられる。

 ターボ・エレクトリックのモードでは、バッテリーは切り離され、迂回される。すなわちターボエンジンが発電し、その電力がダイレクトに電気モーターへ給電され、電気モーターでシャフトを回す。ターボエンジンのトルクはメカニカルにはシャフトまで伝えられない。

自動車は立派な凶器である以上、360度24時間監視のビデオレコーダーは必備ということにしないとね。すべての信号機も同様。

 Jason Topshe 海兵隊退役大佐による2019-5記事「Ground Operations Need a 'Sterile Cockpit Rule'」。
        コクピット内のクルーは、飛行がクリティカルなフェイズにさしかかっている時節においては、操縦以外の余計なことをやっていてはならぬいうFAAのルールが1981年からある。

 軍用機の事故防止でもこの原則は役に立つ。

 クリティカル・フェイズとは具体的にはいつのことか。
 タクシング、離着陸、そして高度1万フィート以下の非巡航飛行はすべてそれに含まれる。

 飛行の安全と関係のない無線交話、飲食、クルー同士のどうでもよい会話、新聞雑誌等を見ることなどはすべて、その時節においてはFAAが禁じているのだ。スマホをもてあそぶこともとうぜん、ゆるされない。
 機体がこのフェイズにあるとき、コクピットクルーは、互いの注意を安全運行以外のことからそらすようなマネを一切禁じられている。とにかく運行に集中しろということだ。

 じっさいの事故原因調査でも、このルールの必要性は確認できる。

 ※このルールを自動車運転に厳密に適用できるかといえばそれは無理。解決策は、横断歩道のある交差点での「右折」をできるだけ禁ずるしかない。それによって車両交通の流れもよくなるはず。

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 Geoff Brumfiel 記者による2019-5-8記事「North Korea's Newest Missile Appears Similar To Advanced Russian Design」。
      イスカンデルは高度30マイル〔この記者は陸マイルを使っているらしく思われる。よって48km〕まで上昇する。
 ペトリオットはそこまで届かないし、THAADにとってはそれは低すぎる。うまいところを狙ってくる兵器だ。

 イスカンデル類似のSSMとしては、ウクライナの「グロム2」と南鮮の「玄武2」もある。

 某チームの推定。北鮮の新ミサイルは、径3フィート、ペイロード1100ポンド、レンジ217~280マイルではないかと。※陸マイル換算で366~450km。

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 Timothy McLaughlin 記者による2019-5-8記事「A U.S. Ally Is Turning to China to ‘Build, Build, Build’」。
   クラーク空軍基地は、米西戦争中に、米陸軍の軍馬放牧場としてスタートした。

 1991に米軍が出て行ったこのクラーク基地を、ドゥテルテは、中共のデベロッパーに民間飛行場付きの「新クラーク市」として再建してもらうつもり。中共はこの新都市とスビックを直結する鉄道の敷設にも資金を出す。そして、別な中共の企業体が、スビック元海軍基地の買収(再開発)にも動いているという。

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  Michael Auslin 記者による2019-5-7記事「Amazon Prime Pulls back the Curtain on China’s Propaganda」。
     2011の『レッド・ドーン』がデジタル処理によって中共兵の軍服を北鮮兵の軍服に修正した頃から延々と続いていた、対支のハリウッド自己検閲。

 近年だと、たとえば『The Meg』というB級作品が典型。製作資金の多くはシナ企業から出されている。

 ところが流れが変わってきた。
 テレビ・シリーズの『Bosch』の最近のシーズンでは中共からの自己検閲圧力に真っ向から逆らう脚本を採用している。

 eコマース最大手のアマゾンは中共市場から事実上はじきだされている。中共内でストリーミングサービスができる見通しもゼロ。ゆえにアマゾンはそのコンテンツが中共を不快にするかどうか気を遣う必要を全く感じなくなったのだ。

 ※もし日本のeコマース市場をアマゾン系ではなくて、対儒教圏近親度の高い某社や某々社が寡占していたなら、日本国内の表現空間はどうなっていたか? ゾッとしますなぁ。『日韓戦争を自衛隊はどう戦うか』『米中AI大戦』などというタイトルの本が出せなくなるかもしれません。くわばらくわばら……。

 次。
 ストラテジーペイジの2019-5-9記事。
   米海軍は、メディックを、民間病院のERで5週間修業させる。

 ※わが自衛隊病院の職員も、腕が鈍らないように類似の出張修業を考えたらどうだい? あまり難しく考えず、アルバイトを許可するだけでもいいだろう。

では耐火煉瓦はなぜ自爆しないのか?

 Avery Thompson 記者による2019-5-6記事「Watch Concrete Blow Up When Heated (and See Why It Happens)」。
        コンクリートは、強く、安価で、適用が広く、長持ちする。古代ローマ人が多用したのも尤もだった。
 しかし、「高熱を受けると自爆し崩壊する」という短所が、これまで克服されていなかった。

 スイスとフランスの研究者はこのたび、コンクリートが数百度に熱せられて自爆崩壊するありさまを、中性子断層写真で立体的に記録した。
 それを検分した結果、セメントに封入されていた水が蒸気になって内圧を上昇させていることがわかった。

 多孔性ではない高機能コンクリートは、内部蒸気の逃げ路が塞がれている。だから爆発してしまうのである。

 そうとわかれば、あとの課題は、セメントから逃げ出す水蒸気の路を塞がないようにし得る添加物の開発だけだ。

 ※珪藻土構造にしてはダメなのか? 黴だらけになるとか?

カラテカカ

   Nicole Perlroth, David E. Sanger and Scott Shane 記者による2019-5-6記事「How Chinese Spies Got the N.S.A.’s Hacking Tools, and Used Them for Attacks」。
    シマンテク社が重大事実を究明。中共はNSAからマルウェアで攻撃されたが、そのマルウェアを鹵獲して2016年に逆用した。けっきょく、欧州やアジアの西側政府機関と私企業が、NSA製のツールによってハッキングされることになったと。

 中共が捕獲した米国製マルウェアで攻撃を受けた地域として判明しているのは、ベルギー、ルクセンブルグ、ベトナム、比島、香港である。
 科学研究機関、高等教育機関等が狙われた。

 ある地域では電話ネットワークへの不法アクセスがこのマルウェアのおかげで可能になってしまい、中共政府は、数十万件の通信を傍受した。

 シャドウブローカーズ(広州市郊外にある中共公安ネット諜報本部)がNSA製のマルウェアを武器に使い始めたのが2016-8であった。

 中共はこの武器で米本土を攻撃したことはない。シマンテクではその理由を二つ想像している。ひとつ。NSAは自己兵器に対する防禦手段をもっているはずだ。ひとつ。それを使えばNSAの武器を捕獲できる能力が中共にあることがNSAにモロにバレてしまう。

 次。
 ストラテジーペイジの2019-5-7記事。
   中共は敵LEO衛星を破壊するための地対空レーザー砲台を国内各地に建設中である。

 これを最初に発見したのは衛星写真の解析をしていたインド陸軍の退役将校で、場所は新疆ウルムチ市の南方236km地点。

 追尾レーダー×1、レーザー砲×3基からなっている。
 高度500km以下の衛星が通りかかれば、盲目化できる。レーダー衛星も機能破壊できる。

  ※砂漠に建てたのは、少しでも雲の少ない土地が有利だからか。

 中共のレーザー砲は、旧来のケミカル・レーザーを、レアアースである「ネオディミウム」と組み合わせたことにより、大きな破壊力を得られているという。

 1門のレーザー砲の破壊威力を増強するのは容易なことではない。米軍はこれにこだわって失敗し続けている。
 しかし、多数の低威力レーザー砲台を建設し、それをグループとして運用し、同時に1つの目標にエネルギーを指向させる方法とするならば、いくらでも破壊威力を倍化させられる。中共は、確実にできる道を進みつつある。

 ※まず最初にやられるのは日本の衛星だろう。というのは日本政府には「報復」の意志力が無いから。じつに好い鴨であり、米国に対する良い警告ともなってくれる。

添削: 「またしきり きの字 数増す春休み」。

 ストラテジーペイジの2019-5-6記事。
       ことし1月、インドの原油タンカー『Tour 2』がイラン原油をシリアに向け運ぶ途中、同国沿岸部の悪天候のため、座礁した。場所はラタキア港の近くである。

 離礁させるためのタグボートは4月まで手配できなかった。

 このタンカーがイラン原油を積み込んだのが2018-12後半のこと。そしてスエズ運河を抜けたところでAISを切っていた。密輸の自覚があったので。

 イランは陸路、トラックでシリアに対する石油供給を続けているものの、運搬量がとても需要に足らない。シリア内は石油飢饉に陥っている。それでタンカーが仕立てられた模様だ。

 2012年のイランの原油輸出は日量260万バレルであった。
 2015年には100万バレルに低下。
 2018年前半には280万バレルを輸出。
 しかしまた制裁されて2018後半には日量180万バレルに輸出が減少。
 2019-4時点では日量100万バレル。

 イランからの輸出がゼロにならないのは、8ヵ国の顧客については制裁適用が猶予されているからである。

 イランは武器密輸にはしばしば300トン未満の船を用いる。これはAIS搭載が義務付けられていない。

またひとり きちがい増えた春休み

 ストラテジーペイジの2019-5-6記事。
   米空軍の人手不足が深刻。経験豊富で高いスキルを有している操縦者の、民航産業への流出が止まらない。

 C-17戦略輸送機の操縦者を育成するのに米空軍は110万ドル/人、かけている。このグループは最も容易に、民航業界からヘッドハントされてしまう。

 C-130J戦術輸送機の操縦者の育成には、250万ドル/人、かかる。
 超大型であるC-17よりも逆に手間隙を要する理由は、よく整備されていない前線の滑走路を利用できなくてはならぬために、諸条件がよりシビアとなるから。特殊スキルが求められるのだ。

 これが大型電子偵察機となると操縦者の育成にはもっとかかる。たとえば四発ジェットのRC-135ならば550万ドル/人である。
 機体そのものは旧式だが、運用には特殊スキルが必要なのだ。

 空軍の戦闘機はどうか。
 F-16の操縦者の育成費用は、560万ドル/人。これがいちばん安い。
 F-22の操縦者の育成費用は、1090万ドル/人。

 爆撃機はどうか。
 B-52の操縦者の育成費用は、970万ドル/人。
 B-1の操縦者の育成費用は、730万ドル/人。

 問題の所在はあきらか。
 米空軍の俸給体系が、あまりに硬直化しているので、最も価値ある人材を、組織内にひきとどめておけないのである。

 階級と勤続年数だけで一律に号俸を規定しているのだ。仕事(飛ばす機体)が要求するスキルとは一切、無関係に。

 これでは特別に有能なパイロットがどんどん民間に流出するのはあたりまえだ。

 この点、米陸軍はもっと柔軟である。たとえば特殊部隊の戦場経験豊富な下士官たちは、一般歩兵部隊で本土勤務ばかりの年寄り将校よりも、多額のサラリーを得ている。
 これがごく至当な待遇というものだろう。

 特殊部隊の下士官たちは、よりあぶない勤務をしているだけでなく、よりストレスのかかる頭脳労働と、よりキツい訓練レベルの維持という要求にも日々応えている。
 いってみれば、プロスポーツ選手が、その付き人のマネジャーや専属トレーナーや整体師や競技団体幹部たちよりもずっと高い報酬を得るのが当然であるように、特殊で危ない仕事をこなす軍人は、一般的で安全な業務に就いている他の軍人たちよりも高額の手当を貰って然るべきだ。

新得と占冠はまぎらわしいぜ。

 36年前にとても気になっていた「かなやま湖」を、ようやくこの目で確かめることができた。今でもこれだけ静かなのだから、昔はどれほど寂しいところであったかと偲ばれた。
 朝の5時から函館市内を走り出せば、南富良野町に午前10時台に到達し、帰路に支笏と洞爺を経るという道草をしても、宵のうちに帰宅できることが確認できた。ただしさすがに、交替ドライバー無しでの往復では心身がキツイだろう。

 GW渋滞を避ける方法は難しくはない。日の出前ぐらいからスタートすれば、往路はマイペースが保証される(今回も、もし単独ドライブなら、3時台に出発したところだ)。
 スタートが早ければ、途中も帰路も、焦ることがなにもない。天気が好ければ、爽快そのものだ。

 ついでに何の役にも立たぬ情報。
 道東自動車道はトンネルばかりで眺望が得られず、がっかりだ。
 日高自動車道は愉快だった。
 長万部~八雲間は、いったん下の道に降りて時速60kmで流すと、高速料金を節約しつつ疲労回復もできる。まったくの直線区間だからね。

 次。
  Bradley A. Thayer & Lianchao Han 記者による2019-5-4記事「Use Trade to Advance Internet Freedom in China」。
     米政府は中共との貿易交渉で、人民のインターネットアクセスの自由化を強要すべし。
 一般のシナ人は、グーグル、フェイスブック、漢文のウィキペディア、ピンタレスト、ドロップボックス、レディット、ブルームバーグ、NYT、WSJ、ロイター、ツイッター、ビング、インスタグラム、ヴィメオ、フリッカー、タンブラー、等々のサイトにはアクセスができない。

 こうした中共政府による、インターネット利用の不自由化政策を撤廃させることができれば、中共のインターネットビジネス市場に米国資本が参入できるだけでなく、シナ人民に自由思想を与えてやることができるから。

 ※できるわけねえだろ、という話。

 次。
 COREY DICKSTEIN 記者による2019-5-2記事「Afghan Air Force pilot training program in US ends after nearly half go AWOL」。
    米空軍は、これまで米本土においてアフガニスタン政府軍パイロットの訓練をしてきたが、入国した隊員の半数が米国内で逃亡してしまったことから、このプログラムを終了させた。
 みっともない話なので、公表が遅れた。

 AC-208「コンバットキャラバン」軽偵察機の操縦訓練課程のためにあつめた人数の4割以上がテキサス州の基地からどこかへ雲隠れしてしまったという。

 コンバットキャラバンは、民間の軽輸送用のブッシュプレーンを軍用に改造したもので、ヘルファイアを発射できる。イラクとアフガニスタンで作戦中。

 逃亡しなかった残りの者たちは、すでにアフガンへ送り返された。

 米空軍は、A-29(スーパーツカノ)のパイロットを米国内で教練してやるプログラム(場所はジョージア州のムーディ空軍基地)も2020年後半に終了させ、以後はアフガニスタン国内で実施するつもり。
 こちらのコースでも脱走者が相次いでいる。

 2015年に2人の逃亡者がムーディで発生した。1人はヴァジニア州内でつかまった。

 2014年には3人。いずれもカナダへ逃亡しようとして国境でつかまった。

 アフガニスタン内でのA-29教練は、同国北部のマザレシャリフでおこなう。

 2019-2までに合衆国は、このプログラムのために84億ドルを費している。この中には170機の機体供与も含まれている。現在アフガニスタン政府軍は119人の訓練済みのパイロットと数十人の飛行学生を擁している。

 アッちゅうマン!

 J.P. LAWRENCE 記者による2019-5-2記事「Artillery booms from Army landing craft for first time in decades」。
      ノースカロライナのキャンプレジューンを中心として4月下旬に実施された「ゲイター演習」。陸軍の保有する揚陸用舟艇が川岸に頭をのし上げ、艇が揺れないようにしてから、搭載されている野砲が、陸岸の敵(露軍もしくはシナ軍を想定)に対して発砲。
 ビーチで揚陸艇から卸下する前に直接照準で発砲を始めるという砲兵の流儀。記録では過去数十年間、やったことはなかった。

 使われた野砲は105ミリのM119A3である。

 ※さいきん必要があって元砲兵将校の金子常規氏(故人)の著作を中公文庫版で読み返し、且つまた未読の著書もアマゾンで入手可能な古書にはすべて目を通してみたのだが、戦譜から著名人物の真価を把握する眼力において司馬遼太郎クラスの歴史小説家を相手にしないレベルだったと痛感(特に幕末関係)。ひとつよくわからないのが、岩波文庫版の決定版的な『日本書紀』が公刊された後で、その解説文を一切無視した古代日本戦史のハードカバーを出していること。よほど、どうしても活字にまとめておきたいオリジナルの主張があったのだということはビンビン伝わる。西南戦争の詳論を遂に避けたのは、熊本城攻囲でも「囲師必闕」の配置がなされていて、金子氏の批判する大村益次郎戦術と五十歩百歩だと気づいたからだろう。

 次。
 Stratfor Worldview 記者による2019-5-2記事「Russia’s Defense Industry Finds Itself in a Tailspin」。
         ロシアの航空機分野の生産実績が、急勾配で衰微中。
 2018年の生産額は2017年よりも13.5%少なかった。
 さらに2019年の最初の2ヵ月の落ち込み方は、前年に比べて半減に近い。まっさかさまである。

 石油とガスの輸出価格が低迷して国の歳入が乏しい折、ロシアはICBMのサルマトに優先的に軍事資金を回さねばならない。

 ※別報道によると、2024年には合衆国は、ロシアを越える日量900万バレルの原油を輸出するようになっているだろうとIEAが予測。これはサウジに迫る数値である。

 宣伝先行の多種の新鋭兵器のラインナップのうち、いつでも売れる完成度に達しているのは、戦車のT-14と戦闘器のスホイ57のみである。

 2018年、ロシアの工場の38%が、外国から物品を輸入していた。
 しかしウクライナ侵略の咎により国連から制裁を受けているロシアは、航空機部品等の輸入もできず、苦しい立場。

 ※日本国憲法は、戦前日本政府が国際法破りを恥じない体質だったのを、米国から矯正されて、改めて明瞭に国際法尊重第一主義を標榜したものである。げんざいロシアは国際法を蹂躙してウクライナを侵略し続けているところ。またソ連による北方領土占領は国際法違反である。二重、三重に国際法を破り続けて恥じないロシアを最強度に制裁することなく、むしろ逆にそのロシア政府と新しい「条約」を結ばんとする現今日本政府の態度はそれ自体「反憲法的」だと評され得る。誰もここを指摘しないのだから、日本のマスコミはとっくに露探の巣窟なのであろう。

 次。
 Bill Gertz 記者による2019-5-2記事「Former CIA Officer Pleads Guilty to Chinese Espionage Conspiracy」。
    2010年から2018にかけ、CIAの中共国内スパイ網についての情報を中共公安に渡し続けていた、54歳の米国籍のシナ系男がこのたび司法取引。

 こやつは1994にCIAに採用された。
 2007にCIAを辞め、香港へ移住し、煙草輸入業を始めた。
 しかるにこやつは2010年にシンセンで中共政府から一本釣りされた。一時金10万ドルと、生涯面倒を見るというオファーを受けた。

 そして再びCIAに入った。逆スパイとして。
 FBIはこやつを2012年から泳がせ捜査し続けていた。逮捕したのが2018である。

 8月に判決が言い渡される。最高で無期懲役になるだろう。

今日は若松新埠頭を見に行く。

 ストラテジーペイジの2019-4-30記事。
   民間シンクタンクのC4ADSによると、ロシアがプーチンの所在をあやふやにするために電波妨害(スプーフィング)をかける対象はGPSだけにとどまっていない。
 中共の北斗、EUのガリレオ、日本のQZAA、さらにはロシア自身のグロナスすらも妨害しているのだという。

 ※三代目がウラジオストックを訪問していた期間、極東の複数箇所でスプーフィングが実施されていたはずだ。果たしてその悪影響は「みちびき」やF-35には及ばなかったのか?

 米軍のJDAM誘導爆弾には、もしGPS電波を受信できなくなったときは即座にINS(内蔵ジャイロ)に切り替える機能が備わっているのだが、ジャミングと違ってスプーフィングは、GPS電波が狂っていることを機械にさとらせない意図がある。
 そのようにすることで、もしJDAMを撃ち込まれてもプーチンからは外してしまうことを狙う。

 もちろん米国メーカーはスプーフィングも察知できるような機能をJDAMに盛り込むようになった。しかし当然ながら、その詳細は秘密である。
 ロシア人が最新のスプーフィングの効果を自分で評価できないようにしてやるために、米軍は、シリアなどでスプーフィングを受けたときには、その事実そのものを外部へ公表しない。