兵頭先生に会ってきた!

                     bye,bye,blackbird

3次会の場所へ移った。

全く悪気はないので言わせてもらうが、私は今まで3次会というものに参加した事がない。

正確に言うならば、3次会というものが本当に此の世にあるとは思わなかったのだ。

今までぶっ通しで10時間とか呑んだ事は多々ある。

けれども、そんなに場所を変えて呑んだ事───というのは無かった。

3次会の場所はどちらかといえばファミリーで来れるような呑み屋で、居酒屋というよりも「つぼ八」なんかに近い場所だった。メンバーは変わらなかったと、思う。
本当はT新聞の記者氏が合流される筈だったのだけれども、どうやら来ないようだった。

酒の席では、御本人曰く「声のあまり通らない」田崎氏の代わりに私が注文を頼んだりした。昔剣道をしていた所為か、私は結構声を大きく出してしまうのだけれども、それも役に立って良かった。
評論家唐沢俊一氏が言っていたけれど、九州の人間は九州人という個性で東京で通用するそうな。北海道には其れが無い───とか言っていたが、実際、私は田舎者だと強く意識はしているものの、帝都で方言を使う事に其処まで抵抗もないし、故にこそ首都圏の方々とも喋れる。

ともあれ、氏の代わりにオーダーをしたのである。どうか、多少なりとも恩義に感じて───全く感じる必要もないとわかってはいるが───これからも、某有名新聞に開祖の記事を載せて欲しい。私が知る限り───他に一人も知らないからだが───それができるのは氏だけなのだ。どうか善処してもらいたい。

とまれ、2次会3次会ともに、一体本当は誰が支払ってくれたのか、
不義理な事にあんまり覚えていない。何という良い日だろうか。

そして私は結構御酒が強い方であるし───日本酒10合呑めるから大抵の場所では通用する───其の日は焼酎の御湯割ばかり呑んでいたので、シラフとそう変わらなかったとは思うのだが…ただ、何だか御祭りのような会話の中で、本当に楽しかった事だけは覚えている。本当に楽しかった。

時間は1時に近づいた頃店から出た。

東京の街はとても明るくて、開祖と元御学友のツーショットもとても絵になるではないか。兵頭ファン冥利に尽きる絵を収める事もできた。
他に何を望むか、私は。

しかし、まぁ、写真を撮ってもらった。もう何だかゴキゲンな私である。

帰宅はタクシー。開祖と、北海道まで同行する坂本氏。そして田崎氏の御3方と
同席させていただいた。開祖と坂本氏をホテルまで送った。

最後に勿論「ありがとうございました!」と言ったが、もっと良い事言えば良かったと
今になっても、考える。それほどに愉快痛快な6時間だった。

私の住む神奈川県川崎市まで車を進める中で、田崎氏から受けた訓戒は、
これはここで書く事じゃないのだろうから書かないけども、今になっても身に染みている。私、反省しましただよ!

タクシーから降りたローソンですぐに今日撮影した写真を現像に出した。

こんなにワクワクする現像待ちは初めてだった。

「兵頭ニ十八」という軍学者は、やっぱり本当に天才だったと思う。

コラム集出してくださいと言うヒマもないくらい、話に聞き入ってしまった。

あんなに面白い人が、そんなにポンポン産まれるもんじゃない。

其れを囲む方々も、本当に良い方々だった。

まぁ、ここを見てるかどうかはわかりませんが、

ともかく、本当にありがとうございました!


2002/11/28


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