一切ヤラセなしっ!

没シナリオ大全集 Part 8.8


城椋哲子のプロフィールと今後の絡み方

 宗谷の同級生でおなじマスコミ研究会にも所属していた哲子は、宗谷より純粋にドキュメンタリーのありかたを考えており、しかも、宗谷のように現実に妥協することができない性格。そのため、宗谷も入れなかった大手の制作会社にせっかく入ったのに、享楽的な先輩社員のセクハラを受けてすぐに飛び出してしまい、今は零細ながら節を曲げないプロダクションに所属し直して、少しづつ地味な企画に取り組んでいる。が、給料が安いのと取材費がないのと実家がやや複雑という事情から、3Kなバイトもしているところを、第1回の終りで宗谷に見られるというわけである。
 このような哲子の背景は毎回少しづつ謎解き風に読者に開示していく。
 哲子の役割は、ギャグノリで急速に浦山カラーに染まりそうになる宗谷を、そのたびにうぶでマトモな感受性を持った若者に引き戻すことである。この哲子の登場がないと、宗谷が浦山の下でいつまでも純粋でいるのは不自然であろう。
 連載のいちばん最後で、哲子はいままでの経験と苦労が実った硬派のドキュメンタリーでついに高い評価と視聴率上の成功も収め、めでたしめでたしとなる。

(予定)


戻る