ver.2002.1117

東京の歩き方


(前略)

説明は省略し、手短に申しますが、”管理人”様は余暇を利用され、東京都内のバス路線を全部、試乗するといい。「路線図」は、バスの定期売場(たとえば渋谷駅ならば東口のバスターミナルの歩道橋下にある)でタダで呉れます。東京を知るには、一にバス、二に自転車、三に歩き---で究めることが必要だと小生は確信します。
鉄道/地下鉄にいくら乗っても、東京は理解できん。これを私は、何年もかかって悟りました。
 さらにまた結論だけ申します。
小生は、東京都区部では「江東区」がベストだと思いました。『戦マ』を飛び出した後、一時、警備員のバイトをした町であったことも関係があるかもしれません。とにかく今、懐かしく思い出せるのは、東京都では、江東区だけであります。
 それから、隅田川、荒川、江戸川の水上バスも、全部試乗されることをお薦めします。最初は、葛西臨海公園から日の出桟橋に行くやつに、天気の好い日に乗ってみて下さい。
 さらにそこから船を代え、隅田川を遡り、浅草の「花やしき」へフラリと立ち寄ってみて下さい。東京都についての考えが変わります。缶ビールは船内で買えます。
 それから、「博物館」も、しらみつぶしに全部回られると良い。地方でなく、東京にしかない価値あるものの一つです。そして、東京都民は案外、そういうところに行かないのです。
 これらの「探検」のためには、縮尺が「1万5000分の1」の都市地図帳が必要です。1冊数千円し、ちょっと高いと思われるかもしれませんが、これさえ持っていれば、決して道に迷うことはなくなる。未知の施設も分る。必需品です。
 なぜ小生が、「高搭」だとか「ロープウェイ」だとか「遊覧船」に興味を抱くか、東京探検を通じて、分って戴けるだろうとも思います。
不一 敬具
(後略)
兵頭 二十八 拝
(2002/11/某日) 

管理人注:当然ですが「”管理人”」には本来私の名前が入ってます。返事の際、私が「東京はごはんも高くて、ゴミの分別も煩くて・・・だったら世のゴミみたいな連中をまずどっかに埋めてから言え!などと、思います」とかやたらにダメな厭東京な事を書いてたので、先生が東京の知り方を教えてくださったのでしょう。ありがとうございます。

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